支配者 上 チューダー王朝弁護士シャードレイク (集英社文庫)
支配者 上 チューダー王朝弁護士シャードレイク (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
第3作目でいよいよヘンリー8世が登場してきます。主人公も狙わりたりするのですが、犯人の姿は?という感じで楽しめます。ただやはりこの頃のイギリスの歴史というのがあまり詳細には理解できていないので再度勉強する必要がありそうです。シェイクスピアのヘンリー8世も読みなおしてみたい気もします。
2016/05/13
ann
面白いな〜。ヘンリー八世の治世の最後の方の時代設定。このシリーズの好きなところは、当時の暮らしぶりや価値観などが鮮やかに語られている点。想像の醍醐味。下巻も楽しみ。
2018/05/29
Nat
シャードレイクシリーズ3作目。クロムウェル失脚後も何とかロンドンで頑張っていたシャードレイクだが、父の突然の死に打ちのめされているところに、大主教のクランマーから厄介ごとを頼まれてしまう。バラクと共にヨークに向かうが、次から次へと事件に巻き込まれていく。それは危ないだろうと思う行動をしてハラハラ。ガイが出てこないのが残念だが、バラクの存在が唯一の安心感を与える。ヘンリー8世と5番目の王妃キャサリン・ハワードも物語に深く関わり、歴史好きにはたまらない展開。まだ事件の全貌は全くわからないが、下巻が楽しみ。
2021/01/23
星落秋風五丈原
実際に行われたヘンリー8世の北部巡幸に材を取った中世ミステリで、探偵役は‘背曲がり’とその特徴から呼ばれることもある弁護士シャ―ドレイク。彼は特に推理力に優れているというわけではなく、誠実かつ堅実に、弁護士らしく事実を積み上げて結論を導き出すタイプだ。武力はからっきしの彼を守ル相棒役が、同じくクロムウェルに仕えていたジャック・バラクだ。シャ―ドレイクの助手を務めている彼の恋愛話が本筋のミステリにも絡む。はクロムウェルを通じての知り合いであった二人がお互いを知り合う過程も描かれる。
2015/01/03
湖都
シリーズ3作目。前作の1年後、舞台はイングランド北部の街・ヨークに変わる。ヨーク、卒業旅行で行ったのが懐かしいな。私の記憶に残る落ち着いた街ではなく、500年前の本書の舞台は国王の巡幸を待つ慌ただしい街。ここで1つの殺人事件が起こり、謎の文書が見つかり、ヘンリー8世の正統性が疑われるようになる。王妃は5人目のキャサリン・ハワードに替わっている。ヘンリー8世の6人の王妃は有名だが、後半は老人と少女の夫婦だったことを今作は突きつける。過去2作と比べると1番読みやすいし、英国王室の家系図も大好物なので楽しい。
2020/11/21
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