フェイスオフ 対決 (集英社文庫)
フェイスオフ 対決 (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
11組22名のミステリー作家がタッグを組んで自分の主人公を基にした短篇を作り上げるというアンソロジーです。最初からデニス・ルヘインとマイクル・コナリーという組み合わせです。その他ジェフリー・ディーヴァーやジェームズ・ロリンズというもったいないくらいの作家が登場しています。私は6人くらいしか知らないのですがよく知っている方にとってはよだれが出てくるでしょう。アメリカではよくこのようなことができますね。日本では例えば東野圭吾と今野敏、堂場瞬一、逢坂剛などでやってくれないですかね。
2015/10/28
ずっきん
英米人気作家が二人一組で共作した超贅沢な企画物。『始末屋ジャック』がいると聞き、速攻購入の秒で目次をチェックの音速でページをめくりーので、ついにジャックとの再会を果たす。なんてこと!NYが舞台じゃない。ニューオリンズもいいけれど、無味乾燥男の真骨頂はジーアとヴィッキーがいてこそ。ああ、それでもいい。感無量。読み友さんありがとう! 他はゆっくりぼちぼちと読んでった。だって、ボッシュにパトリックにリーバスにライム他って、濃いんだもん(笑)『短い休憩』『有効にして有益な約因』が特に好み。あー、面白かった♪
2021/12/28
Panzer Leader
当代一流ミステリー作家が二人一組で物語を共作、しかもそれぞれの著名キャラを競演させて物語を紡ぐという夢のような豪華絢爛短編集。主人公同志がチャチャッと遭遇、事件の勃発、ササッと解決のパターンが多いが、知ってるキャラが登場すると楽しくなるし、シリーズ読みたくなるようなキャラも多数出現。あー、危険危険。一番頑張ったで賞は「短い休憩」に登場したグレン・ガーバーの娘ケリーちゃんに進呈。
2021/12/01
瀧ながれ
英米の作家が二人一組で、互いのキャラクターを競演させた短編小説を書く、という企画で作られた一冊。ディーヴァーしか知らないなあと読み始めたのだけど(と思ったら、ロリンズも読んだことあった。『シグマフォース』の人だった)、すべての作家がストーリーも手抜きなく描いているので、前知識なくてもどの作品もおもしろく、逆に長編を読みたくなってしまった。いちばん長い『リンカーン・ライムと獲物』の、二転三転する謎解きはさすが。ホラーっぽい不気味な雰囲気の『ガスライト』が、印象に残りました。
2015/10/24
只三郎
英米のミステリー作家22名による短編集です。しかも、二人一組で一つの作品を作り上げる企画の作品となっています。 とは言うものの、私が知っている作家さんは一部しかいませんが…。 作者の作品の雰囲気を感じながら、作品を読む私にとっては、馴染みの無い作家の短編小説は雰囲気を掴みきる前に読み終わったため、少し物足りなさを感じましたが、それでも楽しく読むこともできました。
2017/06/22
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