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我ら荒野の七重奏

我ら荒野の七重奏

我ら荒野の七重奏

作家
加納朋子
出版社
集英社
発売日
2016-11-04
ISBN
9784087710144
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我ら荒野の七重奏 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

一言で言うと「面白かった!」前作は未読だが、この作品でも十分に陽子さんの愛のあるパワフルさが伝わって来た(笑)登場人物が活き活きと躍動している姿が浮かぶのだ。(陽子は躍動というより、激走だが・・)現実に陽子のような存在は私は有り難いと受け入れる派だ!『ダメ金』確かに耳にする。この選考の仕方にはずーっと??と思っていた。三年続くと一年空けるとか・・不思議なシステムだと感じた事がある(我が子は吹奏楽部ではなかったが)今もそうかな?音を楽しむ音楽!何事も夢中になれる時期、中高生諸君と保護者の健闘を祈るのみだ。

2016/12/04

風眠

女が外で働くだけでも、女ゆえの大変な事が山ほどあるのに、さらに母親としての役割も・・・って、私には無理。だからこのヒロインが眩しい。編集者として仕事もバリバリこなし、息子の部活(吹奏楽)のサポートも。立ちはだかる面倒事をバッタバッタとなぎ倒しながら、更地にして結果オーライにしてしまうパワフルさ。その名はブルトーザー陽子、正義のヒーロー?ここにあり!そんな男前な陽子だけれど、息子にはめっぽう弱い。舞台でファゴットを吹く息子の姿に、ボロ泣きしちゃうギャップが可愛い。笑えて元気になれるザッツエンターテイメント。

2017/04/01

文庫フリーク@灯れ松明の火

前作『七人の敵がいる』単行本化進行中に急性骨髄白血病という重い病で入院された加納朋子さん。続編読めるだけで幸せなのに、いやはや中学に入りトランペット奏でたいがため吹奏楽部入部した愛息・陽介に注ぐミセス・ブルドーザーの驀進ぶりときたら(笑)子供のいない私には未知の世界ですが、吹奏楽部に限らず、子供達バックアップに悪戦苦闘する親御さんの苦労は凄いですね、まして役員さんなら猶更。不謹慎ながらブルドーザー陽子が平身低頭して「親の会の会長」就任してもらった東京子の娘へのイジメ。娘のため溺れる者が藁をもつかむ→続

2016/12/15

紅はこべ

陽子は息子だけじゃなく夫にも甘い。このままだとこの夫、結局何にもしないダメ夫、ダメ父になりそう。陰のヒロインは東京子さん。今回は陽子より彼女に共感と好意が持てたな。吹奏楽部って下手すると運動部よりブラック度が強いと聞いたことがあるけど、大変だねえ。楽しみたい人と、本格的にやりたい人とどうしても温度差は出て来るだろうから。学校部活の永遠の課題だな。

2017/10/10

紫 綺

あのミセス・ブルドーザーが帰ってきた!今回は中学吹部編。裏方の保護者たちにスポットを当て、七転八倒のエピソードをコミカルに描いていて楽しい。私も中学時代は吹部だったが、親も大変だったんだなぁと今さらながらの感謝である。

2017/02/27

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