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血縁

血縁

血縁

作家
長岡弘樹
出版社
集英社
発売日
2017-03-24
ISBN
9784087710687
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血縁 / 感想・レビュー

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starbro

長岡弘樹は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れてようやく読めました。血縁に纏わるイヤミス的短編集、一気読みしました。オススメは中編のボリュームのある表題作『血縁』です。姉妹間のドロドロとした確執は大変恐ろしいかも知れません。

2017/07/04

しんたろー

長岡さん9冊目。『傍聞き』『教場』で筆力の高さに驚いて ファンになって以来、物足りなく感じた作品が多いのも正直ところ……今回の7つの短編集は当たりだった♪切れ味鋭い ミステリに、丁度良い塩梅の情感が味付けされている。人生 の皮肉な巡り合わせ、人間の闇や優しさを上手に絡めている のがニクイ。一語一行でも見逃すと動機や理屈が判り難く なるので両刃の剣だが、研ぎ澄まされた文章は緊張感を産んで、本作には効果的だった。特に『文字盤』『オンブタイ』『ラストストロー』3作が好みで、今後も期待したい作家さんだと思う。

2017/07/25

ナイスネイチャ

図書館本。血縁関係が近い登場人物の殺人事件がほとんどの短編集。短編集でここまでゾクッとする感じは凄いの一言。苦いカクテルが一番印象的。

2017/05/26

おしゃべりメガネ

相変わらずお見事!としか言い様のない長岡さんの短編集です。長編をかきあげることももちろん素晴らしい才能だと思いますが、限られた頁数の中にこれほどまで読み手をひきつける作者さんの筆力、ホントにハンパないです。短編の名手は数多くいらっしゃるかと思いますが、やはり長岡さんのキレ味は他の追随を許さず、まったく寄せ付けない感じがします。ミステリーが軸になってますが、ある意味ホラー要素の強い作品もあり、幅広い読者層に楽しんでもらえるのではないかなと。読み進めていくうちにジワジワとくる'重さ'にすっかりハマります。

2017/05/20

takaC

最終話を除いて全話「血縁」縛り。発表は数年に渡っているけど元からこの一冊にまとめるつもだったんだろうか。だとするとずいぶん長期構想なのね。

2017/07/15

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