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旅先のオバケ

旅先のオバケ

旅先のオバケ

作家
椎名誠
出版社
集英社
発売日
2018-06-05
ISBN
9784087711318
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旅先のオバケ / 感想・レビュー

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たいぱぱ

お盆だしタイトルに惹かれて。椎名さんが泊まった世界の色んな変わった宿、テント、廃屋等を現地の生活と共に書いたエッセイ。表題にある怖い不思議な体験は4割くらい。椎名さんはたくさんエッセイを書かれてる分知ってる話が多いけど、忘却ブラックホールを有する今の僕にはピッタリかもしれない。予習復習的に覚えちゃう。世界の色んな地域の文化、食事、生き方、考え方の大いなる違いが驚き、楽しい。ツリーホテル、水上ホテル、オパール採掘跡地下ホテルなどワクワクします。が、泊まりたくはない。椎名さんの生き方って男として憧れるなぁ。

2021/08/15

モモ

椎名誠さん初読み。椎名さんが世界中を旅して「宿に泊まる」をテーマにまとめたもの。ロシアで隣の部屋の大騒音。まだ冷戦中で海外の旅行者には見張り役兼案内役としてKGBがついた時代。一人で抗議に行くと危ないと言われていて我慢したが、次の朝見てみると隣の部屋はなかった…。遠野の近くの旅籠だった空き家。朽ちて危ないので解体すると、床下からたくさんの人骨が出てきた。地元では「おいはぎ宿」として有名だったそう。廃屋に泊まった時に出てきた霊。人の思いが残るのだろう。フランスの古城に泊まった話など興味深い一冊。

2021/06/15

あじ

「旅の宿」をテーマにしたエッセイ。第一章と二章はタイトルに掲げた“オバケ”ネタがメインになっています。椎名さんはあまり霊感をお持ちじゃないそうですが、私からしたら立派な体験談の数々でした。無人島での心霊現象(?)は怖かった。ソフトな旅行記として読む事をお薦めします。★3/5【拝借本】  

2018/06/30

ばんだねいっぺい

 めちゃくちゃ好きな装丁で、手帳のカバーにしたくなる。  遠野の古い追い剥ぎ旅籠のはなしは、地元周辺なので雰囲気もよく分かり、そういうものがあったのは、そこだけではないなと感覚的に分かるのが、おそろしい。宿場近郊のメインではない山の方の古い旅館たち。

2019/02/14

あーびん

前半で椎名誠が旅先で経験した怖い話が語られているが、本人の言う通り精神が弱っているときに怪異に見舞われるというのはあると思う。不眠状態では脳の働きも違うだろうし... 結局のところオバケ話よりも後半のシベリア・モンゴル・北極圏などの辺境よもやま旅行譚が印象的だった。北極圏でのアウトドアトイレ事情が夏と冬どちらも過酷すぎる...

2019/02/14

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