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チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2018-05-25
ISBN
9784087711431
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チンギス紀 二 鳴動 (めいどう) / 感想・レビュー

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starbro

【チンギス紀完読プロジェクト】第二弾、『鳴動』です。モンゴルの大草原が広がってくるイメージ!テムジン(チンギス・カン)は『武』の人と認識していましたが、『史記』や『三国志』を読む等、文武両道の人でした。世界史でも十本の指に入る程の英雄・スーパースター『チンギス・カン』を北方謙三が、どう描いていくのか、興味深いものがあります。これまでの実績経験からすると、本シリーズは全7~10巻程度でしょうか?今年10月の第三巻も大変楽しみにしています。

2018/06/19

とん大西

なかなかの焦れったさ(^o^;)。逃亡していたテムジンが一族のもとに帰還して終わった前巻。本巻でいよいよ再起かと思わせつつ、前半・中盤での静かな展開に少々退屈気味。加えてモンゴルの群雄達の耳慣れない名前。「誰やったっけ?」と戸惑いながら人物紹介と地図が載ってる巻頭をいったり来たりしながら読み進め…。でも、後半から読ませる。冒険活劇のようなテムジンの躍動感がブレイク。決して天下無敵ではない。未熟なカリスマが少数精鋭の軍団を率いて成り上がろうとしています。ツンデレな作品ですが、やはり次も期待しちゃいます。

2018/11/15

まえぞう

まだまだ小規模ですが戦闘が始まりました。これから、ジャムカやトーリル・カンとの関係の変化がどう描かれるのかも楽しみです。水滸伝の塩の役割を鉄が担っていきそうですね。なんか、漢の時代の塩鉄論のようです。

2018/07/21

イトノコ

2巻。草原に帰還したテムジンの元に徐々に人が集まり始める。単純な戦よりも、鉄をキーワードとした組織作りに比重を置いた語りが実に読ませる。チンギスはやはり戦の天才ではなくシステム作りの天才だったのだなぁ。また驚くのは人物・心理描写の濃密さ。咬ませ犬としてしか見たことのないタルグダイやトクトアまでも、それぞれ小心者、覇気のない秀才などと人物像がじっくり描かれる。テムジンなどの英雄よりも彼らに親近感を感じてしまうのが我ら凡人の悲しさ。しかしこれだけの頁数を使ってまだ最序盤…いったい何巻、何年のスケールに?

2018/10/19

つーこ

ふ〜ん。鉄に目をつけるとは、やっぱ物を成す人は他が考えつかないことを閃く才能があるんだね。キャト族の再興も少しずつだけど確実に前進している。ただ、分厚い2冊目読み終えてもまだ、この段階。どこまで大作になるんだろう・・。

2018/10/03

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