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本と鍵の季節

本と鍵の季節

本と鍵の季節

作家
米澤穂信
出版社
集英社
発売日
2018-12-14
ISBN
9784087711738
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本と鍵の季節 / 感想・レビュー

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starbro

米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、青春図書委員学園連作短編ミステリでした。著者にしては爽やかな感じですが、ざらざらとした余韻が残ります。オススメは、『金曜に彼は何をしたのか』です。

2019/01/30

へくとぱすかる

ビターだ。高校生の図書室ミステリ、ではあるが、あの「古典部」の世界とはまるで異なる。「913」には「愚者のエンドロール」のような雰囲気もやや感じられたが、ここから青春や熱情といった言葉からはかなり遠い世界に分け入る。『ふたりの距離の概算』のころから発表が始まっているので、これを「古典部」の世界と両立させるのは気分的に大変だったのでは、と作者の苦心を想像してしまった。そして読了後改めて、これはタイトル通りの小説だった、と確信した。

2019/01/15

bunmei

「こんな高校時代に戻ってみたい」というフレーズで、テレビ番組でも紹介されていました。米澤氏の本は6冊目ですが、これまでの作品とは作風が違い、爽やかな図書委員の男子高校生2人が主人公の、中高校生向きの謎解きミステリー。クールで容姿端麗の松倉とお人好しでおっとりした堀川の2人が、舞い込んでくる事件や事象に、鋭い推理と洞察力で、その謎を次々と解決に結びつけていく、コナン君も真っ青の展開。最後の1編は、それまでの5編を回収しながら、松倉自身の謎に迫る、6編からなる連作短編集。青春ミステリーを感じる一冊です。

2019/01/22

ウッディ

図書委員の二人の男子高校生が日常の謎を解明する。亡くなった祖父の開かずの金庫、アリバイの証明、自殺した友人が最後に読んでいた本・・人が殺されないミステリーなので、ほのぼのとした内容かと思いきや、どの話も裏で黒い思惑が蠢いていて、後味の悪さが残ります。性善説で物事をとらえる堀川君と性悪説の松倉君、阿吽の呼吸で謎を解決する良いコンビと思わせて、最後の物語では、肝心なことを隠して相棒に謎解きをさせようとする松倉君の企みを見抜く堀川君。うまく練られた話だったけど、高校生らしい若々しさは感じられませんでした。

2020/01/22

うっちー

堀川、松倉コンビが絶妙でした

2019/02/08

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