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逝年

逝年

逝年

作家
石田衣良
出版社
集英社
発売日
2008-03-26
ISBN
9784087712247
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逝年 / 感想・レビュー

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nyaoko

御堂静香の逮捕から一年。リョウ、咲良、アズマの三人はクラブパッションを再び始める。そして、新しいメンバー・アユムや、クラブの壊滅を引き起こしたメグミが加わり、やがて静香が出所する。前作では「静」のイメージだったリョウ。今作ではクラブ再開にスカウトにと「動」の成長を見せる。男を買う女達の心の孤独や、張りを失ってくる体を哀れむ女達の苦悩、それらをぬぐい去るリョウの巧みな言葉と仕草、石田衣良さん、貴方はエロの帝王です。なんて、うなりながら読みました。相変わらずタイトルのセンスもいいですね。続編早く読みたい。

2018/04/07

扉のこちら側

初読。前作では生かしきれていなかった彼女の設定が今作では大きな意味を持つものとなった。密度の濃い人生というものに思いを馳せる。

2013/02/13

misa*

「娼年」の続編。リョウ、咲良、アズマの3人で再出発するところから始まる。今回は前作よりもだいぶ静かに描かれていて、読みやすさはあるけれど、ミドリの一件については納得出来ず。裏切り者を神のようにすべて受け入れて迎え入れるなんてこと、出来ないなぁ…あたしは。もう少し人間臭く描かれていても良いかなとは思ったものの、今回も綺麗な仕上がりになってた。ここまで読んだら「爽年」も読もうかな。

2019/07/22

ゆみねこ

リョウが心から愛したのは静香。二人の最初で最期の愛のシーンはステキだと思った。恵が関わってきたのには少し驚きが…。アユムくんの両親のとまどいと理解、こちらも読みごたえがあった。娼年・逝年、続けて読めてよかった。

2012/10/16

aki☆

「娼年」から一年後、クラブを再開し新メンバーを加え元オーナーが戻って来る。リョウの「天職」であるお客様との関わりももちろんあるけど本作は性同一性障害やHIVの苦しみに重きを置いている。分かっているつもりでいたけど、どちらもきちんと理解出来ていなかった事を痛感した。お客様に安らぎとひと時の幸福を与え続けるリョウ。リョウと他メンバーの幸せを願うけど最終巻どうかな~。

2018/09/10

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