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星のひと

星のひと

星のひと

作家
水森サトリ
出版社
集英社
発売日
2008-04-25
ISBN
9784087712285
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星のひと / 感想・レビュー

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ミーコ

初読みの作家さん。小説スバル新人賞との事で読んでみました。隕石が住宅に落ちて来て、どうなって行くのか気になり読み進めました。全く思っていない方向へ…。草太と明浩が、えぇ⁈ そんな事になっちゃう⁈ となりましたが。 耕平ことビビアンが可愛かったです。

2022/08/10

のほほん@灯れ松明の火

なんか好きだなぁー、なんかいいなぁーって思う読後感の不思議な本でした。こんなことありえないだろうなぁと思いながらも はるきや草太の抱えている気持ちが、とってもリアルで、特にはるきの痛みが胸にツンツンきました。草太の母、さっちゃんも「この一言を言われてしまったら…」とか自分もしそうなことなので、なんだか痛かったです。胸にツンツンくる話なのに、読後感があったかかったのは、やっぱり万有引力のおかげでしょうか…。はるきと草太の明るい未来を想像してしまいます。

2012/07/31

佳容

思わず夜空を見上げてみたくなる。ある日、家に隕石が落っこちてきた中学生・槙野草太をめぐる4つの短編集。はじめは思春期特有のイタさが照れくさいような、恥ずかしいような座りの悪い思いをしたが、草太の万有引力にお手上げ。彼にだって悩みもあれば、憂いもあるのに、何だろうこの日向の匂いは。彼には笑っていて欲しいと思ってしまう。彼を取り巻くキャラクター達も良かった。夜空を見上げ、引力にひかれている事にほっとする、自分を繋ぎ止めるものに。この味をしめた読者には、是非「でかい月だな」を読んでみてほしい。

2010/07/03

くろり - しろくろりちよ

民家に落ちて来た隕石。「隕石が落ちてくるよりも大きな奇跡。(帯より)」語り部が章ごとに変わりながら、ひとりひとりだった登場人物が繋がっていく軌跡。女の子にはならないと特別だと思っていたはるき。誰にでも優しすぎて届かない父、総一郎さん。ニューハーフで母親になって初恋の人に再会してまた恋をするビビアン。望まれるから不良になった明浩。草太を通して…「万有引力だ。気が遠くなるほど離れていても、星は互いに引かれ合っているんだよ。てめえ自身の重さで、他の星を呼んでる。―星はバラバラなんかじゃない。」んーいいな。

2012/04/01

Kei

4つの連作短編集。出てくる人たちみんな最高!その後どうなったのか読みたかったな。

2018/06/16

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