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右岸

右岸

右岸

作家
辻仁成
出版社
集英社
発売日
2008-10-15
ISBN
9784087712346
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右岸 / 感想・レビュー

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さおり

長かった(2回目)。読む順番はこれで良かったと思う。「普通の猫?」が何のことかわかったし。やけど、そんな些細なリンクを楽しむことでは満たされないわな。あっち岸を「愛に生きる女の話」だとするなら、こっち岸は「交尾と死と浮遊に翻弄される男の話」。私は読んで良かったけど、誰にもおすすめはしません。どうしても納得できないのは、九が全然イケメンじゃないこと。順正は竹野内豊だったのに!もしも実写化するなら、九は燃堂力@斉木楠雄。たぶん激似。容姿の描写が細かいので妄想に逃げることさえできず、そこはマジで辛かったです。

2021/01/28

さよちゃん

図書館本。江國香織さんの「左岸」に対しての違う角度からの初作家さんである辻仁成さんの「右岸」「左岸」を読んで「謎」な部分が沢山ありながらも、静かな感動のまま、自分の中で完結しておこう‥と思ってたけど、改めて2つの作品が一つになって知りたかった事が分かったので良かった‥けど、ちょっと長かったかなぁ‥(^-^; 惣ちゃんの悪戯‥なるほど‥ニクいですね~。

2014/02/02

くれよん

「右岸」からの読了。長い!辻仁成氏は初読み。やはり男性の作家さんならではの描写だったが面白かった。九もまた茉莉と同様に波乱に満ちた人生だった。特殊能力を持ち、周りから持て囃され人生を狂わされる事を思うと普通が一番幸せなのかも。

2024/01/31

それいゆ

「冷静と情熱のあいだ」のイメージが強かっただけに、スプーンが曲がったり、空中浮遊したり、未来を予知したり、霊が出てきたりという設定には付いていけなかったです。福岡、沖縄、パリ、東京、そして全国各地へと話が展開していく波瀾万丈の物語は面白かったのですが、日本に帰ってからの話は長く感じました。読み進めるうちに百田尚樹の「錨を上げよ」の展開とよく似ている感じがしてきました。そのうちに、これは「フォレストガンプ」とも似ているな~という感じもしてきました。「左岸」を読めば、また違った読後感になるのでしょうか?

2012/04/15

KEI

図書館本。長かった。「冷静と情熱のあいだ」の辻仁成さんが一人の男性の半生、50年を描いた作品。非常に読みやすく、主人公・九はじめ、登場人物が話す九州弁も耳に心地よかった。だけど、本人にとっては波瀾万丈、悲劇の積み重ねと思うかもしれないが、こちらからみたら喜劇にしか見えない。失笑というか、苦笑しか浮かばない。「ドン・キホーテ」を思い浮かべてしまった。せっかくの江國香織さんとのコンビだったのだから、切ないちゃんとした恋愛小説が読みたかった。

2012/05/19

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