おばさん未満
おばさん未満 / 感想・レビュー
優希
40代って微妙な年頃なのかなと思いました。見方によっては青年の頃と見た目も違うし、いつまでも若いと思っていてはいけないのでしょうか。とはいえ、深く考えず、楽しくおばさんになっていくことを考えた方がポジティブでいいかもです。
2017/05/13
emi
読友さんのレビューから読んだ一冊。四十代の加齢に伴う変化を綴ったエッセイ。おばさん未満とあるけど、中身は以上についてだと思うんですが、観察結果から導き出される一つ一つに洗礼を浴びました。感じた事は、加齢と人間的な可愛さは別なのではないのかなぁ…というか、極端になると思考までつられてしまうのが最たる苦しみなのかなと。今は加齢を言い訳に女である事をやめられない風潮が強く、年相応を認めてもらえない。そしておじさんは昔からありのままで、女の人だけがあっぷあっぷ状態に…。程々でありたいと思うのは手抜きなのかなぁ
2015/06/07
くれよん
本の表紙の水森亜土さんの絵を知る私はおばさん以上なんだけど、40代対象の本書の言わんとしている事はしっかりわかる。全くトレンディーでもなく、ただJJを愛読していた若かりし頃が懐かしい。自分の歳を自覚して歳相応であること。でも若く見られたいのよね。
2023/07/15
青蓮
初読み作家さん。アラフォー女性の本音を赤裸々に綴ったエッセイ。私はアラサーですが、読んでて共感できる部分が多く、私も確実に「おばさん」へ近づいているのだな、と感じました。本書にも書かれていたが、近年の「年を重ねても、若々しく、美しく!」という風潮にちょっとうんざりしている。いつまでも現役の「女」でいなければならないのは、なんとも過酷なレースだと思う。今や「おばさん」は絶滅危惧種になってしまったような気がする。といいながらも、やっぱり「おばさん」にはなりたくない訳で、女って複雑な生き物だなぁとしみじみ思った
2013/08/27
阿部義彦
2008年発行、酒井順子さんの加齢に関するエッセイ集。初出は集英社のWeb文芸でその時のタイトルは『はじめての四十代』だったそうです。水森亜土さんの表紙が素敵でその為に買ったところも有ります。私より五歳下ですから、今の実年齢も分かりますがそんな順子さんが40ちょい過ぎに書いたもの。髪、声、腹などテーマが毎回ありますが、言葉が傑作、特に名前に関して、『順子』が古語だと独りごちる所。「従順」の「順」はクラシック、自由、自立の世を生きる女子にとって「順」という字は「生理不順」でくらいしか親しみのない字です。だと
2024/09/23
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