KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

楊令伝 7 驍騰の章

楊令伝 7 驍騰の章

楊令伝 7 驍騰の章

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2008-10-24
ISBN
9784087712704
amazonで購入する

楊令伝 7 驍騰の章 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

納間田 圭

決戦開幕の…章。梁山泊を四方から完全包囲する…宋。対してボスキャラ童貫を討つことだけを考える…楊令。そのための彼の奇策が梁山泊の漢達の心を捉え、梁山泊の指揮を上げる。楊令は微塵のためらいもなく…梁山泊そのものを罠にした。地を埋め尽くす宋軍11万を…たった6000騎が二つに断ち割る。そして長年の功労者で双鞭の呼延灼が…官軍将軍キーマンの趙安と陳翥との闘いの中、差し違える形で討ち死に。遊撃隊の上級将校になった息子(穆淩)に残した呼延灼の最後の言葉は「息子が親父よりも先に死んではならん。俺の鞭をお前に…」

2023/04/20

榊原 香織

全15巻の7  ”人間は、小さなものだと思う。濡れた砂で作った、像のようなものだ。乾けば、崩れる。だから、志が必要なのだ。誇りも”by楊令

2022/01/08

Y2K☮

ついに開戦。形としては以前と同じ宋禁軍VS梁山泊。だが今回は両軍共に良くも悪くも先を見据えている。特撮の最終回みたいなラスボスを倒してハイ終わりという状況ではない。緊迫した戦の場面に読み応えを感じる一方、彼らが命を奪い合う必要など無いのではという疑問も沸き上がる。少なくとも現体制への失望や民を理不尽な苦痛から解放したいという意志は一緒なのだ。何たる運命の皮肉。ファーストガンダムと同じく、北方水滸も単純な善VS悪の図式では語れない。そして又ひとり別れ難い漢が舞台を去っていく。見事なり。ゆっくり休んで下さい。

2017/10/28

巨峰

待ちわびる日々。

2008/11/06

maito/まいと

ついに決戦が始まった。まだまだ勝敗を決するほどの会戦には至っていないけれど、楊令と童貫がその場その場の対応で事態を回転させていく。ここでも梁山泊の若き力によって、世代交代の波を感じさせる一幕が。そして呼延灼VS趙安で双方とも散っていく。前作であれほど死にかけながらも死ななかった趙安を討ち取り、その中で力を出し尽くした呼延灼。思えばこの漢も劣化感ありながらも一武人として戦い抜いたんだなあ。そうやって今回もたくさんのメンバーが散っていくのか、覚悟しなきゃ。気になるのが楊令暴走、こんなところにトリガーがあるとは

感想・レビューをもっと見る