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道誉と正成

道誉と正成

道誉と正成

作家
安部龍太郎
出版社
集英社
発売日
2009-08-05
ISBN
9784087713121
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道誉と正成 / 感想・レビュー

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紫陽花

南北朝時代の英雄・楠木正成と一般的にはあまり知られていないけど当時の実力者でバサラ大名として有名な佐々木道誉を中心に描いた作品。経済面を掘り下げているところなんかは勉強になりました。創作していると思われるところもありますが、後醍醐天皇、護良親王、足利直義、高師直との人間関係も分かりやすく、面白く読めました。

2019/06/30

Kaz

鎌倉幕府滅亡から建武の新政、南北朝時代への突入、観応の擾乱へと続く物語は「太平記」が余りにも有名。その登場人物の中で日本人にダントツで人気のある楠木正成と、バサラ大名の代名詞・佐々木道誉が主人公の本作。2人の交流がここまで濃やかなものであったとは、初めて知った。湊川で散った正成の交易で国を富ませるという夢は、道誉や足利義満による日明貿易に引き継き継がれてゆく。大河でもまた取り上げて欲しい時代である。それにしても、本作における後醍醐天皇の愚かなことよ。

2019/10/24

誰かのプリン

佐々木道誉のイメージが違った。もっとどろどろした人間像を描いていただけに残念。★★2.9

2019/08/17

スプリント

後醍醐天皇と足利直義の評価が著しく低く、護良親王の評価がとても高い作品です。 佐々木道誉と楠木正成が主人公ですが、メインは道誉ですね。 ラスト以外はバサラ大名的な振る舞いはあまりみられません。 室町幕府前後を勉強中なので読んでいて楽しかったです。

2019/01/03

hideo

太平記を読まないとわかりにくい時代ですね。湊川の戦いのあと、高氏や直義との確執などあり、ドロドロの世界が続くわけですが、この物語は、道誉と正成に絞った描かれている部分が、面白い反面、臨場感がそがれている感じもしました。

2013/05/31

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