元気でいてよ、R2-D2。
元気でいてよ、R2-D2。 / 感想・レビュー
Aya Murakami
図書館本。 前書きというか注意書きで妊娠中に読むなと言われている腹中の恐怖は予告通りのインパクトでした。胃ではなく子宮内の恐怖なのですね。 そういえば日本の地獄って寿命というか刑期があるのですよね…。オウムとかの死刑囚が再び誰かの母体を通じて蘇えるということも…(汗)。母親からしても社会からしても恐怖そのものです。
2018/08/08
財布にジャック
題名のR2-D2に騙されました。白ではなく黒だったんですね?北村さんはいつもちょっといい話書かれるというイメージだったので、こんな悪意のある作品で驚きました。お化けよりもやっぱり人間はずっと怖いっていうお話。「腹中の恐怖」はまえがきを付けた程だから、流石に一番後を引きました。
2010/07/20
ダイ@2019.11.2~一時休止
微ホラーちっくな短編集。よいしょよいしょなんかがイイ。
2014/06/26
R
少し暗いめの短編集でした。よりブラックで深淵なというほどではないけど、手心を加えつつも、どこか考えオチでよろしくない状況や結果を思い浮かべるような内容で、面白かったけどすっきりはしない印象でした。悪意というよりは、どこか、仕方なくそうしてきたことを肯定したいという黒さみたいなのを感じさせる物語で、共感できるけども、なかなかどうして本当に自分がそうしていると思うと、寒気を覚えるような身近な悪意が満ちていて、面白く読めました、
2018/03/20
紅はこべ
北村さん十八番の女性視点の短編集。「腹中の恐怖」をまえがきで北村さんが逃げ出したくなる話と書いていたが、これって手紙の受取人が鈍感だったり、気にしなかったりしたら、無意味な妄想ってことにならないか?ストレートに怖かったのが「よいしょ、よいしょ」、人の心の裏側の怖さを感じたのが「さりさりさり」。
2010/03/19
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