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なでしこ御用帖

なでしこ御用帖

なでしこ御用帖

作家
宇江佐真理
出版社
集英社
発売日
2009-10-05
ISBN
9784087713169
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なでしこ御用帖 / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

『斬られ権佐』のエピローグ。権佐とあさみの一人娘・お蘭は菊井数馬の次男と結ばれ、三人の子をなしたと描かれている。主人公は末娘で父を手伝い患者の世話をしているお紺。権佐の血を引き継いだ捕り物好きは、おきゃんで酒好きの十七歳。患者からは「なでしこちゃん」と呼ばれる娘盛り。濃厚な存在感あった権佐と比較するのは酷と言うもの。深み不足は否めないが、長男・助一郎が見習い医師として勤務する小石川養生所で続発する患者の自害。大怪我をした女看病人の代わりに養生所に潜入・探索するお紺。安住洋子さん『春告げ坂‐小石川診療記』→

2012/10/31

tengen

祖父は仕立て屋で岡っ引き、祖母は医者。父と長兄は医師、次兄は仕立て修行。医院を手伝うお紺は何と捕物好き。周りの困惑をよそに事件へ首を突っ込むのである。本書もまた過去作品斬られ権佐が祖父というリンク作品。☆彡次兄の流吉が家主殺しの容疑で捕まる。☆長兄の養生所で自殺が相次ぐ。☆居酒屋で人殺しが、主のおきえに容疑が!☆南町同心の三之丞が姿を消あう。☆虎猫が盗人の引き込み?☆お紺に春が来る。最後の謎解き、半鐘の正体は?☆彡八丁堀のなでしこ/養生所の桜草/路地のあじさい/吾亦紅さみし/寒夜のつわぶき/花咲き小町

2018/04/20

万葉語り

斬られ権佐の孫、なでしこちゃんが江戸の町に起こる事件を解決していく連作短編集。冒険あり、恋ありでなかなか面白かった。2016-137

2016/06/09

とらこ

町医者の父を持った娘・お紺ちゃんが馴染みの岡っ引きと事件に首を突っ込んでいく。宇江佐さんの薄味な捕物は好きだけどこれはちょっと薄すぎるところが残念かな。続編だったようなので前巻も一応読んでみよう。

2015/02/01

onasu

迂闊にも、図書館で手にしちまった。  八丁堀の町医者の娘お紺。父の手伝いをして、患者さんたちから、なでしこちゃん、と。じいさまたちのアイドル。外見はいいけど、事件と聞くと首を突っ込み、毎晩の晩酌が欠かせない、て男勝り。  家の血筋が多才で、与力に、小者、女医者に、仕立て屋。その血を仲のいい兄弟が、それぞれ受け継ぎ、中でも、通称「斬られ権佐」て凄腕の小者だった祖父の血を、てのがお紺。二人の兄や患者さんらの事件に関わっていく。ちと用心不足で痛い目にも合うが、めでたしで締め。  楽しめる連作人情ものでした。

2013/02/25

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