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WILL

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作家
本多孝好
出版社
集英社
発売日
2009-10-05
ISBN
9784087713220
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WILL / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

前作『MOMENT』の続編で、およそ5年ぶりとなる再読で、前作は文房具屋の息子「神田」君が主人公でしたが、今作は幼馴染みの「森野」にスポットをあてた連作集です。「森野」のツンデレとはちょっと違うクールなキャラがインパクトを残した前作でしたが、今作では色々と無理難題?を解決する探偵ばりの活躍なので、クールさは幾分控えめです。正直、あのクールさが好きなのに、そのクールさがあまり発揮されていなかったのがちょっと残念でした。お互いに想いをよせあう「神田」との少ない電話でのやりとりが、淡く切なく、愛しかったです。

2017/02/04

扉のこちら側

初読。昨今流行りの人が死なないミステリ、ではなく。葬儀屋が主人公の、死者にまつわるミステリ。生と死と、過去と未来が調和したよい作品だった。

2012/11/08

くろり - しろくろりちよ

MOMENTOから7年後。葬儀屋・森野の目線から語られる物語。ぶっきらぼうで淡々と仕事を続ける一人の女性、森野。森野の恋。生き方。のしかかる思い。ミステリとも恋愛小説とも読める物語。基本葬儀屋の話は好きだし、じりじりする純愛も好きだから、なかなか楽しくは読めた。でも、前作MOMENTOは超えられない。

2011/01/20

財布にジャック

大好きだった「MOMENT」の続編だったので、読んでしまうのが惜しまれてずっと積読したままでした。前作にも登場した葬儀屋の森野さんが主人公で、これがまたしみじみとしたいい話でした。死を題材にしているってことを忘れてしまうぐらい自然に入り込めます。中でも「想い人」が特に好きです!あんな中学生いないだろうなぁ・・・でも、本当に素敵なお話です。そして、エピローグのラストでもう大満足でした。

2010/11/09

がらは℃

人の死は最後ではないんだなあ。だからこそ残った人達がちゃんと弔う事で未来を作って行かなければならないんだなあ。弔ってもらえる人と出会えることは幸運であり、誰もが望んでいること。たとえ叶わなかったとしても森野や神田みたいな人がいるはずだから心配はしなくてもいいんだ。それにしても優しい物語だった。

2010/05/16

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