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楊令伝 12 九天の章

楊令伝 12 九天の章

楊令伝 12 九天の章

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2010-01-26
ISBN
9784087713343
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楊令伝 12 九天の章 / 感想・レビュー

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納間田 圭

巻末で…豪華な顔ぶれが聚義庁の一室に集まる章。それは楊令、公孫勝、武松、そして構うことなく覆面を外す…呉用と宣賛。更に水滸伝の頃から長く物語を支えてきた…老漢たちが消えて行く章。それは…鮑旭、王定六、そして杜興。税が一割だけの国…梁山泊。替天行道…腐敗した権力を倒すべし、そして新しい国を作る夢まで書かれている。宗教については…全てを認め干渉しないこととした。楊令は天下統一を実現しようと考えているのか?。そんなようなことは…酒を飲みながら話した方がいい。翌朝になれば…酔いのせいだと忘れる口実ができる。

2023/10/26

榊原 香織

全15巻の12  戦いに喜びを感じる男たちが繰り返し描かれる。 体術の戦い 相手との無言の会話 やっぱり中国拳法なんでしょうね、体術

2022/01/26

Y2K☮

二人の軍人がいる。一人は若者。英傑の二代目。血筋への誇りと中途半端に才に恵まれた故か、己より優れた者を認め難い。承認欲求が強過ぎて勝手に動き、手柄を上げようと目論む。もう一人は退役間近の五十代。元々は字も書けなかったならず者。静かな山の暮らしで生まれ変わり、粘り強く任務を果たす将校に。決められた通りに平凡に堅実に。自分は優れた指揮官ではないからという諦観。だが彼の軍はどの戦でも最も犠牲が少ない。第三者が評価するのはどちらか。分かるかい李英。まず自分のダメさを素直に受け入れて。凡人でいい。人生はそこからだ。

2017/12/22

浅見ヨシヒロ

王定六、鮑旭が死に、燕青も梁山泊を去ることに。古くからの同士が次々と去っていく様子がたまらなく寂しかった。

2014/09/01

すずき

★★★★☆ 鮑旭は良かったなあ。喪門神ってすげえあだ名だったけど。王定六は、雷横から脈々と続く、一人称で感じたことだけを書く“死域モード”の末に死亡。走り切っての完全燃焼、お疲れ様でした。ま、なんかどっちも無駄死にクサイのが難で、そこが水滸伝と楊令伝の温度差だよなあ、なんて水滸伝の良さばかりを振り返るオレ。良い読み方してないって自覚はある。ところで表紙のヤツは王定六なのか! ビックリするぐらいイメージと違ったw

2011/11/07

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