炎天の雪 (上) (炎天の雪)
炎天の雪 (上) (炎天の雪) / 感想・レビュー
あかんべ
始めの部分であの頃はまだーーと、これから起こる不幸?幸運?を暗示しているそしてどんどん落ちていく与左衛門が辛い。しかし炎天の雪という題名はカッコいいが、ちょっと損している気がする。この後題名だけ見たとき内容を思い出せるか?下を読んでやっぱりこの題名で正解と思えるか、楽しみ。
2012/12/03
yearning for peace
加賀騒動以後の宝暦年間の金沢城下が舞台。駆け落ちした武家の娘・多美と細工師・白銀屋与佐衛門が、出牢した大槻残党の佐七と出会い、友情を育みながらも、大槻伝蔵と近親者の汚名を雪ぐため波乱万丈の日々を送るはめになる。謎の多い加賀騒動以後、次々に襲う前田家の悲運を軸に、実成院と小笠原文次郎なども絡み、与佐衛門の辛い過去、隣家のちよの変転、佐七の思い人たみの行方、大火による暗転など、次から次へと艱難辛苦が人々に襲いかかる。あんなに仲の良い夫婦に徐々に暗雲が漂い始めていて、一体これからどうなるのか、目が離せません。
2010/08/18
にこ
殿様の側室や子供達や登場人物が多くてややこしく感じるとこもあったけれど、なんとか読み終わりました。下巻はどんな感じなんだろう。
2014/11/16
もぐを
悪い方へ悪い方へ転がっていく与左衛門と多美。当吉と富蔵爺さんが救いだな。小笠原文次郎と実成院のことも気になるなぁぁ。
2016/11/26
オレンジ。
諸田さんもこんな本を書かれるんだ。澤田ふじ子さんに勝るとも劣らない内容の重さだった。でも大好きな予感が・・登場人物が半端じゃなく多くて亡くなる藩主や側近やその他もろもろが頭に入らない。それでもストーリーは分かるから無理しないで読みすすむ。実成院の女心はどうなっていくのだろう。下巻が楽しみ。
2014/12/03
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