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炎天の雪 (下) (炎天の雪)

炎天の雪 (下) (炎天の雪)

炎天の雪 (下) (炎天の雪)

作家
諸田玲子
出版社
集英社
発売日
2010-08-05
ISBN
9784087713626
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炎天の雪 (下) (炎天の雪) / 感想・レビュー

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tmk

細工職人の与左衛門と駆け落ちで夫婦になった武家娘の多美、加賀藩の騒動が絡んで仲の良かった夫婦が過酷な運命に翻弄される。思い通りにならないのが人生だけど、次から次へとまあ大変なことばかり。読みやすいのだけれど少々疲れました。

2011/04/20

yearning for peace

連座という不当な罪に義憤を覚えながらも、すべての道を閉ざされ次第に悪の道へと誘われる白銀屋与佐衛門。転落していく彼から次第に心が離れ、真摯に生きる佐七に心惹かれていく多美。恩人・大槻伝蔵の遺族への恩返しに奔走する佐七。彼らを陰に陽に支えながら伝蔵の遺族の助命に奔走する文次郎。加賀騒動の余波に翻弄される彼らを中心に、思い通りに行かぬ人生を必死に生き抜こうとする渾身の傑作。実成院との忍ぶ恋、ちよの転落と復讐、たみ親子の再会、斬首を宣告される当吉の運命など、後半は怒涛の展開です。

2010/08/22

にこ

長い物語だったな。与左衛門にはイライラさせられっぱなしだった。当吉が助かったの良かった。文次郎の格好良さが素敵だったな(^-^)

2014/12/07

あかんべ

絡め捕られゆくように転落の道を進む与左衛門。引き返すチャンスはあっただろうに佐七との差は内に恨みを溜め込んだか、恨みにとらわれず前に進んだの差?多美ももう少しうまくできないのかと、もどかしい。人情橋番の夫婦になるんだろうが、淋しい結末。与左衛門が好きだから一層つらい。

2012/12/04

ぎのきの

自分でも馬鹿だなぁと思いながらも、変なプライドを捨てきれず。それが、邪魔をして、人に弱さを打ち明ける事もできず。与左衛門はそんな繊細な人に感じました。きっと佐七の素直さは、彼にとっては眩しくも辛くもあったのでは。運命は時に残酷だなぁと思いながらも、ラストは少し救われた気がします。やはり人を救うのは人なんでしょうか。長編ですがおススメです。

2012/09/02

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