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無頼無頼ッ!

無頼無頼ッ!

無頼無頼ッ!

作家
矢野隆
出版社
集英社
発売日
2010-07-26
ISBN
9784087713640
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無頼無頼ッ! / 感想・レビュー

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海猫

一応、時代小説の枠に入る作品ではあるが、読んでみると和風アドベンチャーとでも言った方がしっくりくる。飄々とした性格の蜘蛛丸と堅物の兵庫のコンビがまず面白く、話を追うごとにコンビネーションが深まっていく展開もあって楽しい。冒険するだけじゃダメで、謎解きも必要といったストーリーで、こういうところは確かにRPGっぽい。終盤では伝奇的な仕掛けも明らかになっていく。時代物としては伝統的なタイプではなく、アイデアもお話もキャラクターも、かなりポップ。新鮮な感じのする作品だった。

2019/12/31

真理そら

掟を守って何代も生活し続けることは自分で判断することを放棄すること、というような物語だけれど、時代物の冒険活劇である。まるでRPGのような作品だった。誰かがやっているゲームを横で見ているようなじれったさもある。自分でゲームをやっていればステージをクリアしたときにもう少し爽快感達成感が得られるのだが…

2021/10/12

深青

ざっくり紹介すると、蜘蛛助と兵庫の凸凹コンビが山奥の不可思議な言い伝えを探るお話。最初は噛み合わない二人が試練を乗り越える度に、少しずつ息があっていく様子が良い。冒険の要素も謎解きの要素もあって、面白かった!

2015/09/14

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

この世の不思議を追い求めて旅を続ける蜘蛛助と、蜘蛛助の用心棒・兵庫。彼らが追い求めるのは深い山奥に人知れずそびえる鉄の大門。果たして見つけることができるのか・・?想像していたよりもあっさりした話でした。不思議探しがメインというよりも腕っ節の強さを競う話がメインのように感じました。できれば長編ではなく短編でサクサクっと読みたかったかな。★★★

2011/05/22

マムみかん(*感想記入少なめです*)

歴史・時代小説コーナーに置いてあったけど、内容はファンタジーというか…。“黄泉の民”や“徐福伝説”が出てきたあたりは伝奇系。さらに『ドラゴンボール』並みの格闘系でもありました(笑)。 不可思議という言葉に目がなく、「この世のすべてを己の目に焼きつけたい」蜘蛛助。訳あって押しかけ用心棒となった兵庫。この凸凹コンビが、阿蘇山中にある巨大な鉄の門を目指す! 襲い来る数々の試練に知恵と勇気とバトルで立ち向かう様は、まるでRPGか少年漫画的で楽しい。けれども、いささか疲れました(笑)☆

2011/01/08

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