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星のあひびき

星のあひびき

星のあひびき

作家
丸谷才一
出版社
集英社
発売日
2010-12-03
ISBN
9784087713671
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星のあひびき / 感想・レビュー

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KAZOO

先日読んだ「いろんな色のインクで」に続いて丸谷さんの書評とエッセイ集を読みました。以前からいわれていますがここでも「源氏物語」のすばらしさを言っておられます。私も幾度か読んでいるのですが、このベタホメには若干違和感があります。確かにいいと思うのですが、日本の古典にはほかにもいい作品がると思います。また辞書的人間というところでは、私も同じような本棚を作っていることから同感を覚えました。

2023/09/24

spica

新聞や文芸雑誌への書評や評論、エッセイをまとめたもの。『源氏物語』論や今や当たり前の長編小説の成り立ち、書評文化への強い思いなど、興味深い話題もたくさん。 多少頑なな部分が、なるほどこういう捉え方もあるんだな、と面白く読みました。広く深い知識には舌を巻くばかりです。

2011/03/31

木曽のあばら屋

相変わらずの博識ぶり。最も印象に残ったセンテンスを・・・ 「駄本や悪書を手にとって面白がるのでは失格だけれど、見どころのある本を手にしても長所が分からず、欠点や短所ばかりに目がゆくたちのリヴューアーは困る。下等な読者はとかくその手のリヴューアーを評価しがちなものですが、あれは邪道です」(309ページ) ・・・・・ 自戒をこめて。 

2011/03/30

冬薔薇

書評一つとってもいろいろなことを知ってないと深く面白いものは書けないのだとよくわかる。「源氏物語」がよく出てくるが、著者の「輝く日の宮」で光源氏が書けたのは、素晴らしい美男のお友達吉行淳之介を知っていたからだとある。「夜想曲集」はもののあわれを連想させ、中でも「チェリスト」がお好みとか、同じく。よい音楽を聴くと眠くなる、のページには共感して笑えた。丸谷才一は読むほどに人柄の良さとユーモアを感じ、書評の何冊かの本をまた読みたくさせられてしまう。

2014/04/21

メルセ・ひすい

14-46赤49★5 「アジアでは星も恋する天の川」… 書評のツボ(^0^) 曰く「どうも日本人は分かっていないところがあるけれど、批評は単にほめたり、けなしたりするのとは根本的に異なる。中身のあることを、うまい(°∀°)b 言い方で論じなければダメ。かつ新しさも必須…」戦争の世紀20世紀を眺望し、モーツァルトと「源氏物語」を評価した名誉を称える。村上春樹訳のチャンドラー…傑作を推奨し…。ゴシップ・ユーモア・奇想・新説がたっぷり。高級で楽しい快楽の書。 ◎第二章!書評35本…吉行淳之介・井上ひさし…。。拝

2011/01/11

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