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虚言少年

虚言少年

虚言少年

作家
京極夏彦
出版社
集英社
発売日
2011-07-26
ISBN
9784087714074
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虚言少年 / 感想・レビュー

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ちょろんこ*勉強のため休止中

嘘つきの少年のモノローグで始まるのだが、とにかくそれが長い!モテや青春論について、理屈っぽく延々と語る様は子供の弁舌ではない。飲み屋の酔ったおっさんそのもの。そんなひねこびた少年と、坊ちゃんで人がいい誉、作者をモデルにしたと思われる京野龍彦。ほとんどこの3人の会話で進むのだが、たわいもない話をよくもここまでふくらませたなあ!文章のリズムが良いので飽きることはなかった。3人ともオタクで、なんかずれてる。行動の基準が”オモシロい”かどうか。時々ツボにはまって吹いた。真顔でしれっと冗談って感じだ。3人に幸あれ!

2014/10/22

勇波

『オジいサン』と対をなす作品かと思いきや全く違うお話でした。天才馬鹿一味の物語です。そーです。皆さん、一味ですよ、一味!京極ファンであるならこの意味はもちろん理解できますよね。最後の「屁の大事件」における一味の連携はかの探偵一味を凌ぐ大技炸裂です。この秘密結社の奴らがそのまま大人になってくれてればこの生きにくい世の中も少しは救われただろうに★

2016/03/20

文庫フリーク@灯れ松明の火

『ペンギンハイウェイ』が森見さんの小学生時代なら、これは京極さんの小学生時代が基でしょうか。《京極登美彦》では無いよね?ペンギンのアオヤマ君が素直な良い子に見えてしまう位、平凡装ってやたらと面倒な虚言(たわごと)少年ケンゴ君+友2人。『馬鹿の神に仕え馬鹿を信奉し馬鹿にひれ伏し馬鹿を味わい馬鹿を愉しむ』馬鹿を阿呆神さまに差し替えたら森見さんですわい。朱川湊人さん的昭和ノスタルジアネタ。MK(メタクソ)団とか、弱いな私。爆笑2失笑3うなだれ笑い5の割合でした。三万メートルに不覚の爆笑。

2011/08/12

PSV

虚言、虚言…。なんだこの夏彦小説。面白いか面白くないかの二元的な評価を下せない、かといって、つまらないと切り捨てることもできず、でも大手を振って迎合も出来ず、意味不明と断ずるのも何だか悔しいので、面白かったふりをするけどやっぱり意味不明で、だからいわゆる夏彦小説。  ★★★☆☆  笑いのツボが、合えば傑作だと思う。

2012/08/20

財布にジャック

バカらしくて、くだらなくて、一体全体どういう感想を書けば良いのか困っちゃいました!京極さんに、あの京極さんにゲラゲラ笑わされるとは、全く予想をしていなかったので、不思議な気分です。虚言少年なんて題なので、どんなに嫌な少年が出てくるのかと構えていたら、健吾君は、考えていたような悪い少年ではなくて、読んでいて微笑ましくなりました。でも、やっぱり京極さんには、京極さんらしいミステリーやホラーを次こそは書いていただきたいです。

2011/09/27

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