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怪物

怪物

怪物

作家
福田和代
出版社
集英社
発売日
2011-06-03
ISBN
9784087714104
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怪物 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

定年間近になった刑事香西は、「死の匂い」を感じることが出来、刑事としての人生の終わりを控えていたときに、不審な失踪者の捜索をする中、最新鋭のゴミ処理施設の研究者真崎と知り合う。物体を跡形もなく溶かすというその施設で行われていたことは?タイトルの怪物は、あの男。本当にこんな怪物がいたらと思うとやりきれません。

2015/04/20

そのぼん

その選択をしますか…。普通の刑事ものかと思いきや、思わぬ方向にストーリーが進みました.ここまで共感出来ない主人公も珍しいです。主人公そのものが怪物の中に取り込まれてしまった感じでした。

2012/02/07

いつでも母さん

ドラマを観てからの読了。わりと違和感なく読み終えた。こんな時代が来るかもな~と読後感。小説の中の話が何処かの事件に似ていたりする世の中に驚かなくなっている自分にビックリ!それが怖い。

2014/06/28

風眠

恐ろしい見た目の分かりやすい怪物なんて、ホントはいない。くたびれたスーツ着てたり、ごく普通のグレーのニットを着て私たちの隣にいるかもしれない。正義も良心も、簡単にひっくり返ってしまう価値観の中で、自分の中の怪物を呼び覚ましてしまう人と、そうでない人の違いは何だろう・・・。15年前におきた連続幼女殺害事件が未解決のまま、定年退職する刑事、大人になった被害者女性、政治家になった犯人、そして死体の処理を異常なまでにてきぱきこなす研究者。善と悪、光と影、どんな人にも怪物は潜んでいる。そして暗い淵へと手招きしてる。

2013/02/10

あっ!chan

死体を圧力鍋と同じような仕組みで溶かしてしまう、それも都心のど真ん中のビルの地下で…なんとおぞましい設定なのか!定年間近の刑事が隠し続けてきた謎の力、残された時間でどうしても許せない容疑者がいるのだが、既に時効を迎えてしまっている。そんな彼の元に「犯人を知っている」という一通の電話が…危うい状況の中で動き出した彼の本心は、刑事の矜持なのか、正義感なのか、幼くして亡くした娘への贖罪なのか…?怪物と呼び捨てた完全犯罪に自信満々の犯人との最終決戦は…最後まで息を切らさない展開に迎えた恐ろしい結末が…

2021/09/09

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