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銀河鉄道の彼方に

銀河鉄道の彼方に

銀河鉄道の彼方に

作家
高橋源一郎
出版社
集英社
発売日
2013-06-05
ISBN
9784087714364
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銀河鉄道の彼方に / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

「小説」。銀河鉄道の世界をかりて、ありとあらゆる現代的思考の先端を、描くのではなく、つねに突破しようとする大いなる試行。宇宙論も自己言及も多重夢も通過点にすぎず、圧巻なまでの終章は、もはやどこで終わろうと可であり、どれだけ先に行っても不可としか言えない。作品の長さが、熱に浮かされたような眩暈となって襲ってくるようだ。これは文学の限界か、それとも文学を超越したのか?

2016/06/14

coolgang1957

なんかすごい本でした🤔 私めの、ど頭には理解不可能な話が流れていき、物理法則なんかずーっと彼方に置いていかれる銀河鉄道でした。心も体も何かどこかに持っていかれそうな感じ。ちょっとぼーっとしながら読み進んでいくと、p478でいきなりハッとさせられ、行ったらあかんよ、戻っといでっていうメッセージのように思いました🤭 この話を読むのは、まだ修行と勉強足らんよってつっこまれそうな私めでした。

2019/08/10

Yuna Ioki☆

1770-203-1 初読み作家№393 何だかよく分からなかった(´`:)思考が銀河の彼方にないと難しいかも。。。

2017/09/02

Bartleby

何回か読んでみたけれど、この物語の感想をうまくまとめることがやっぱりできない。高橋さんは、言葉というそれ自体よく分からないものを使うことによって、宮沢賢治と出会うことを、彼が見たであろうものを彼と共に見ることを、目指したのだと思う。これはその試行錯誤の長い長いドキュメントだ。その試みがどこまで成功しているのかは判断ができない。でも悪戦苦闘をし続ける高橋さんの姿には、読んでいて心の奥の何かが動かされる思いがした。

2015/04/17

SOHSA

なかなかに難解な作品。これを「小説」或いは「SF」等という括りで括ってしまっていいものか。存在論、永劫回帰、時間論、認識論、等々いろいろなことが提起され解き明かそうと試みられている。高橋源一郎の描く世界がどういったものか、一読しただけでは正確に理解しえないが、読後、多元的に永劫回帰する時空が螺旋を描きながら、最終的な1点に収束していこうとするようなイメージが浮かぶ。そしてその1点が宇宙の始点であると同時に終点でもあるような。(→)

2013/10/03

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