KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

まちがい

まちがい

まちがい

作家
辻仁成
出版社
集英社
発売日
2012-01-05
ISBN
9784087714371
amazonで購入する

まちがい / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

それいゆ

自分には想像できない遠い世界の出来事で、こんな女性に巡り会う機会も夢の中だけでしょう。タンゴといってもダンスの種類も知らないので、しばし現実を忘れて不思議な恋愛を楽しみました。途中から舞台がブエノスアイレスに変わったので、「冷静と情熱のあいだ」っぽい雰囲気に浸りました。ラストは私の好きな終わり方だったので満足です。「恋は期待するもの、愛は期待をしちゃいけないもの」「運命とは、人生の終わりになって、はじめてそれが運命であった、と運命の方から教えてくれるもの」だそうですが、そういうものなんでしょうね。

2012/02/25

こたろう

いびつな形で始まった恋愛を描いた作品。世間的、倫理的なモラルではない、自分の中の本質的な正しさと間違いが入り混じり物語が進む。前半は上滑りしているような会話に嫌悪感を感じたが、この物語がどこへ向かおうとしているのかと読み進むと、舞台がブエノスアイレスに移ってからは作者らしい生き生きとした文章に一気読みだった。しかし不倫もの二連続は精神衛生上よくないなぁ…。

2012/01/26

ひな

何故だか不意に辻さんの本が読みたくなり借りたのだけど、私には全く合わなくて失敗でした。どこか流れるような詩的な表現の仕方は辻さんのスタイルと思うのだけど、読んでいても終始文章が上滑りしてこれは一体何の茶番なのかと全然入り込めませんでした...。久しぶりに途中で止めようかと思ってしまったけど、ブエノスアイレスに入ってからは勇輝くんがなかなか良い味を出していたので何とか最後までたどり着けました。

2015/09/12

星直子

読んでることがまちがいだと途中で思った・・

2012/08/14

hideboo

随分久し振りとなった辻作品ですが、広告や帯に書かれているほどのインパクトはなかったようです。ありそうでない設定がそうさせているのか、文章のタッチも変わってきたのか、読みやすくなってはいるけど、その分何も残らなかったような気がしました。ポイントとなる会話も少し古いような感じは否めませんでした。TVドラマや映画にはいいかもしれません。

2012/03/09

感想・レビューをもっと見る