少女は卒業しない
少女は卒業しない / 感想・レビュー
アサガオ
少女は卒業しない゜゜(´O`)°゜「廃校◇高校最後の卒業式◇胸に抱える熱い想い」...「7つの別れと旅立ち」...「恋愛◇友情◇将来の夢◇後悔◇成長◇希望」...「青春の全てがここにあった」...「さようならなんてしたくない◇時が音をたてて迫る◇せまりゆく卒業式」...「私は今日、さよならする◇沢山の想い出がつまった人たち◇この確かな足で歩いた廊下と沢山の教室たち◇大切なものを失いそうで、怖くて、辛くて、熱い涙が溢れて止まらない」..「ありがとう◇さようならは言わない◇私の心の記憶に刻むから◇素敵な作品」
2016/07/13
風眠
廃校になる高校での最後の卒業式当日の一日、明日には取り壊しになってしまう校舎のあちらこちらで、7人の女の子たちそれぞれの「せいいっぱい」が描かれた連作短編集。それぞれの物語は一人称で書かれているので、リアルかつ臨場感がすごい。10代の女の子にとっての大事なこと(例えば髪をきれいに巻くとか)や、ままならない恋愛とか、かけがえのない友達とか、未練とか後悔とか、そして決意とか、いろいろ。なんてことない風景も卒業式の日にはなんだか特別に見えた頃のような、通り過ぎた思い出が心に立ち現れてくるような物語。
2012/10/01
ダイ@2019.11.2~一時休止
廃校する高校卒業式前後の連作短編集。これぞ青春って感じなんだけど、最後の話はちょっと切ない。
2014/09/23
hiro
廃校が決まった高校の最後の卒業式を向かえる女子高生達が主人公の連作短編集。『もういちど生まれる』や『スペードの3』と同じように、なぜ朝井さんは女性の気持ちがわかるのだろうと改めて感じ、男性作家が描いているという違和感はまったくない。並行して読んでいたしをんさんの『秘密の花園』は少女の残酷性、女子高の閉塞感が強く感じる作品だった。一方こちらは、最初こそ先生との恋、屋上に上るという設定が小説ではよくある設定だと思うが、7編を読むと、恋、友情、そして彼女達の成長を感ずることのができるさわやかな作品だった。
2014/05/11
ナイスネイチャ
廃校が決まった高校の卒業式を様々な人物から描く連作短編集。相変わらずヒリヒリするワードが随所に出てきます。最後の「夜明けの中心」はちょっとらしくない?衝撃。「エンドロールが始まる」が一番良かったです。
2015/07/05
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