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英雄はそこにいる

英雄はそこにいる

英雄はそこにいる

作家
島田雅彦
出版社
集英社
発売日
2012-05-02
ISBN
9784087714494
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英雄はそこにいる / 感想・レビュー

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Tsuyoshi

霊的な特殊能力を持つ少年が刑事の依頼を受け未解決事件の解決に動く。全ての事件はサトウイチロウと名乗る男の仕業であり世界を影で牛耳る組織「ブラックスワン」のボスである彼の父親の指令に従ったものだが、徐々に父親及びブラックスワンの解体のために戦いだすアクションサスペンス。世界に実在する様々な権力者をモデルにしたやり取りや、ネットで広まることで英雄として祭り上げられていく点など現実にもありそうな分、リアリティーがあって面白く読めた。

2018/04/28

純子

この方の本は初めて。世界を牛耳る組織の息子が、支配者である父と命懸けで戦う。息子が起こす殺人事件を追う刑事。その手助けをする青年はシャーマン。荒唐無稽に思えるが、現実味を感じさせられる要素も多々ある。庶民には理解できぬ理不尽が多いのは、もしかして本当にひと握りの者たちが自分たちにだけ都合のよい世界を構築しているせいではと考えてしまった。シリーズもののようなので遡ってみようと思う。

2022/10/14

あるひ

島田さん2冊目。あれ?先に読んだのと似たような設定じゃない?って思ったけど、これを10年後にブラッシュアップさせたのが「パンとサーカス」なのかな。なんて思ったりして。いやいやホント頭が良い方はすごい。 「服従することしかできない羊たち」に今の政府のヤバさを 彼のやり方で伝えてくれているんだと受け取めた。オモシローってエンタメとして楽しむだけの羊にならないように気をつけますっ

2022/09/13

マムみかん(*感想記入少なめです*)

島田作品は純文学のイメージがあり未読でしたが、今作は書店で流れていた著者のプロモーションビデオに興味を引かれました。 「買ってくれなきゃ…泣いちゃうぞ!?」なんて51歳の先生に言われたら、ついレジに持っていっちゃいますよ(笑) もちろん内容も期待通りに面白く、天才的なダークヒーロー“ヘラクレス”(=イチロー)vs未解決事件の捜査に協力するシャーマン探偵・ナルヒコの物語。 イチローが理不尽に要求される殺人やテロに面従腹背し巨悪と戦う、その行動力・カリスマ性に酔わされます! 現代の英雄神話。

2012/05/19

ファントム

やっぱり八朔刑事は妊娠していましたね。初島田作品でした。シャーマンという現実離れした話でしたが、お話としては面白かったです。ただ、好みではありませんでした。

2015/11/03

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