ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2
ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2 / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
人と同じ形をして、人と同じ言葉を話し、人と同じ心を持っているのに、決定的に何かの違う僕ら。生まれてきた時から既に人にあらざる力を与えられていた彼らと、生まれてきた後で人にあらざる力を得ていた僕らと、一体何が違うのだろう。僕らは何を望まれて、誰に望まれて、生まれてきたのだろう。君たちに、聞きたいことがある。『そんな風に生まれて、幸せか?』そして、僕はそれを聞かれた時、なんと答えるのだろう。世界に何度も問いかける。この世界に、僕らは存在するに値するのか。この世界は、僕らが存在するに値するのか。そう、何度も。
2012/12/09
くろり - しろくろりちよ
特殊な力を与えられた者と、特殊な力を持たされ生まれた者たちが織り成す『ストレイヤーズ・クロニクル』2冊目。政治家の渡瀬からの依頼は、殺人集団アゲハのメンバーを一人でも生け捕りとすること。力と力がぶつかり合う単純なパワーゲームの下、昴とアゲハの頭である学、政治家の渡瀬が巡らせている策略、まだ語られない過去。アゲハを覆うヴェールが少しだけ持ち上がる。3冊目、全ての伏線を回収できるのか。
2013/06/17
藤月はな(灯れ松明の火)
後天性の昴達と作られたアゲハ。両者は立場は対立しても嬉しそうに笑ったり、仲間の無茶な自害を止めたりと家族のような人間らしさが余計に過酷な現状に立たなければならなかった無情さを際立たせています。自分達を自分勝手なフェチズム的思考で生み出した「親」に対しての碧の「憎まなければ殺せない、殺せなければ生きてきた意味がない」という自縄自縛的な感情は感じたことがあったので辛いです。しかし、今回は人物が入り混じっているので関係図が欲しかった・・・・・。次巻がクライマックスかな?
2012/12/19
マムみかん(*感想記入少なめです*)
日本で開かれる国際会議にやって来る、殺人集団アゲハの生みの親の研究者。 その命を狙うアゲハ。 アゲハを狩り、一人は生け捕るように、渡瀬から命じられる昴たち。 そこに元自衛官で作られた警備会社や、現状に退屈しているセキュリティー会社社長などか絡んできて、あちこちでバトルが繰り広げられる…! 必要以上に死体の山が築かれていきますが、展開がスピーディー過ぎて、生々しさを感じる暇もありません(笑) アゲハと昴たちの根本的な違い、昴の能力が判明。 仲間を大切に想う彼らに希望の明日が訪れますように☆
2012/10/29
nyanco
顔見世興行も終わり、今回は昴達とアゲハの対決。アゲハの創造主・大学教授リムの来日するホテルが決戦の場に。しかし…時間が経って少し記憶が朧げになってしまったせいか、登場人物ぐっと増えたせいか、ちょっと頭の中がゴチャゴチャに…。何度も表紙裏の人物紹介を開きました。出来たら、せっかくなのでイラスト入りにして欲しかったな~。神谷昌樹、どっちにつくのか?それとも新たに個人的にアゲハを狩ろうとしているのか…と彼が何を考えているのか良く解らなかったのですが、ああ、そっちか…と解ると彼の存在もなかなか面白かった。続→
2012/11/20
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