心がわり 狸穴あいあい坂 (狸穴あいあい坂)
心がわり 狸穴あいあい坂 (狸穴あいあい坂) / 感想・レビュー
かずよ
同じ武士でも、格が違ったから離縁とか、面倒な時代ですね!義弟の事も、舅の事も、そして、万之助結寿夫婦も落ち着くとこに落ち着いて良かったです!登場人物で一番好きなのは、結寿の祖父の幸左衛門です!
2013/07/05
keiトモニ
千紗は親の決めた縁談が嫌で泣き暮らしている…勝ち気な所があるのだろう”…ほんとかなぁ~。で結寿が、千紗様は藤崎家へ嫁ぐおつもりですかに、“無論です。孝太郎様が血の通うた人間に思えてきたのです“…そらね。現実的でよろしい。それこそ.心がわりだね。“お婆様が舅姑の母ではなく、遠縁ではあるもののただの居候なので”…お婆様がお鳥見女房の多津さんの可能性あり?しかしまさか2人が結婚するって事はないな。おっとさすが継母絹代さん。強いねぇ。離縁の話を切り出すところなんざァ迫力ありますね。もっと活躍してほしいところでぃ。
2015/12/22
かごめ
夫婦の絆は時が作るもの。身分違いで引き裂かれた結寿とかっての想い人道三郎は、それぞれ、別の配偶者を得たが不運を乗り越えられる夫婦の絆をもてた。どこでも花を咲かせ実を実らせるというのがほんとうに賢いということなのだろう。縁(えにし)が幸せを支えてくれる。
2016/03/02
さなごん
意に染まぬ結婚はしたものの心で生き続ける昔好きだった人への思い。でも、結局は一番大事なものに気がついた、そんな感じでしょうか。よかった。
2016/08/01
あすか
婚家にて、道三郎を忘れることはできないながらも夫や、その家族と心を通わせていく結寿。道三郎も新妻を娶ってなお、影から結寿を支えてくれる。不義密通をしている訳ではないけれど、繋がり続けている2人が哀しくも嬉しい。もちろんゆすら庵のみんなとも強い絆が続いている。幸せのかたちって変わるもんなんだなーというのが読了後の感想。
2020/09/15
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