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友罪

友罪

友罪

作家
薬丸岳
出版社
集英社
発売日
2013-05-02
ISBN
9784087714937
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友罪 / 感想・レビュー

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風眠

少年法って難しいな・・・読み終わってしばし想いを巡らせる。もしも、過去に殺人を犯した犯人が、少年法によって守られ、社会復帰していたら・・・、それが自分と親しい人だったら・・・。人の抱えているものなんて、普通に接していたら分からないことが多い。どんな過去があって、今の姿があるのかということも。神戸連続殺人事件をモデルに、加害者少年の今が描かれた物語。ラストの「Sくんへの手紙」は、償うとか、赦すとか、そういう単純な言葉では言い表しきれない、主人公・益田の覚悟と想いが、静かに、けれども強く、私の心を打った。

2014/04/28

ウッディ

友達になった後、彼が過去に残虐な殺人事件の犯人だとわかったら?少年Aのその後という着想から色んな問題提起がなされた物語でした。過ちを犯した人間は、静かに生きることや友達や恋人と心を通わせる事さえ許されないのか。死を意識しながらひっそりと生きてきた鈴木が、益田の一言で初めて見つけた友情と生きる意味。被害者遺族の感情や第三者の無責任な興味など考えさせながら、ストーリーにも引き込まれました。ラストの鈴木に送った益田の手記を読んで、彼が生きてくれればと思い、目頭が熱くなりました。面白かったです。

2018/09/16

takaC

読み終えてからタイトルの意味を考えてみた。二重の意味が込められているのかな。

2013/12/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

テーマが重いが内容はイイ。自分が同じ立場になっても結論は出ないだろうという難しい問題だと思った。

2014/01/19

reo

これはきつい。ただ単に薬丸岳氏のサスペンスとして読めばスピード感もあり、次の展開も見えてこないので面白く読める。が、しかし実際に神戸で起きたあの事件。昨年その少年が書いた手記が発売されたあの事件。を下敷きに書かれたと思うとやりきれない。この読メにも賛否両論あるとおり難しい。もっとお気楽な本を読みたいねー。でも、暫くは薬丸岳がつづく…。ポリポリ

2016/10/10

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