はじめてのルーヴル
はじめてのルーヴル / 感想・レビュー
キムチ
美術史家というより西洋歴史を柔らかく説いてくれる。「確固とした完璧な作品ゆえの排除⇒ラファエロ」のように本人がいた時代から何百年経ると時代の変遷、ふるい落としがあるのが興味深い。「ティツチアーノ・・幸せな画家」ファンエイク「取りつかれたように細部を描く」言い方に共感。描かれる赤ちゃんの顔に凄く惹かれる。スペインにある至宝、特にルーベンス、レンブラント、ゴヤの作品と、その人生に深い感慨を受けた。そしてリビエラ作品「エビ足の少年」ひるむほどのリアリズムが痛い。
2015/09/28
tama
図書館予約本 超オススメ 予約してすぐに来た。しかしこの人のシリーズ中でも1・2を争う「わお!」度です。「捏造の生涯」の章で「来てやった」に爆笑し、ペコちゃんみたいなマルガリータちゃんが「死せる王女のためのパヴァーヌ」の主役と知って驚愕だったり(正確な意味で言うと「過去に亡くなった王女のための」なんですね)、「有名人と一緒」で苦笑しちゃったり。雲霞の如く飛び回る天使にも大笑いした。まだしばらく中野京子さん読みそう。
2014/01/15
星落秋風五丈原
ルーブルに行ったらこれだけは見ておくよーに、というガイド本と各画家、各絵の解説。モナリザがトリ。確かにダヴィッドの「ナポレオンの戴冠」は周囲を圧倒するほどの存在感ですな。
2015/12/04
sofia
「怖い絵」シリーズなど中野京子氏の本をかなり読んでいて、そのときそのときそのおもしろさに感嘆するのだが、あまりにかけ離れた世界のため、私が忘れてしまうのがもったいない。今回も絵の中の世界史がおもしろかった。
2015/07/15
to boy
まだ見ぬルーブル。いつか行けるだろうか。最初のダヴィッドはお気に入りの画家。ルーブルにあったとは知りませんでした(仏の画家だから当たり前か)。ヒエロニムス・ボスの緻密で意味不明な絵も大好き。「鑿を取る少年」は初めて知りましたが、いい絵ですね。こんなにカラー絵が多いのにこの値段はお買い得。久しぶりに嬉しい一冊に出会いました。
2018/03/24
感想・レビューをもっと見る