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世界地図の下書き

世界地図の下書き

世界地図の下書き

作家
朝井リョウ
出版社
集英社
発売日
2013-07-05
ISBN
9784087715200
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世界地図の下書き / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

タイトルは、もう最高だと言っていい。それに魅かれたのと、朝日新聞の書評欄で紹介されていたのとで購入し、読むことに。あちこちでの評判はすこぶるいい。私も悪くないとは思う。この作品に感激したという人も多いだろう。それもわからなくはない。しかし、小説としては、いかにも饒舌で甘い。その饒舌さが感銘の質を日常のレベルにとどめてしまっている。直木賞受賞後第1作ということを意識しすぎたのかも知れない。この著者にはまだ可能性があると思う。こんなあたりで妥協してしまってはいけない。子供の持っている可能性はもっとあるはずだ。

2016/08/07

アサガオ

世界地図の下書き( ̄ー ̄)「両親◇事故死◇暴力」.「太輔◇『青葉おひさまの家』での生活」.「心は折れ、内へ内へと心を閉ざす◇『何で僕だけがこんな目にあわなければならなかったのか』」.「お前だけが辛いんじゃない◇皆、おひさまに照らされて、上に向かって生きようと必死に自分と闘っている◇現実と向き合って生きている」.「仲間たちとの友情◇心は外へ開く◇夏祭り◇運動会◇クリスマス」.「高校生の佐緒里◇別れの時◇願いとばし」.「道はどこまでも続く◇自分らしく何度世界地図を書き直したっていい◇『君だけの世界地図を!』」

2016/07/13

風眠

児童養護施設に暮らす子どもたちが主人公の物語。子どもたちが大人過ぎるんじゃないか、小学生がこんな発想をするのは不自然、などの意見もあるようだが、私はそうは思わない。虐待、いじめ、家庭の事情等々。複雑な環境で暮らす子どもたちは、私たちが考えるよりはずっと大人だ。いや、大人であることが巧みだと言う方が合っているかもしれない。本当は子どもでいたいのに、大人にならなければならなかった子どもたち。そういう子どもたちの微妙な心理が愛おしい良作。実際の大人のほうがずっと子どもだな、ちゃんとした大人にならないと、と思う。

2013/09/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

読メきっかけで読み始めた作者その1。児童養護施設の話は今までに読んだ有村さん・七河さんの作品では先生が主役なのに対し、朝井さんの作品は児童が主役。子供らしいなって進め方で最後ちょっと切ない。

2014/09/12

アサガオ先生

世界地図の下書き( ̄ー ̄)「両親◇事故死◇暴力」.「太輔◇『青葉おひさまの家』での生活」.「心は折れ、内へ内へと心を閉ざす◇『何で僕だけがこんな目にあわなければならなかったのか』」.「お前だけが辛いんじゃない◇皆、おひさまに照らされて、上に向かって生きようと必死に自分と闘っている◇現実と向き合って生きている」.「仲間たちとの友情◇心は外へ開く◇夏祭り◇運動会◇クリスマス」.「高校生の佐緒里◇別れの時◇願いとばし」.「道はどこまでも続く◇自分らしく何度世界地図を書き直したっていい◇『君だけの世界地図を!』」

2016/11/16

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