トラウマ恋愛映画入門
トラウマ恋愛映画入門 / 感想・レビュー
眠る山猫屋
十年一昔・・・。とは言え観たい映画が増えてしまう。ハッピーエンドには終わらない物語だからこそ、トラウマ恋愛映画なんだよね。読み終えてつくづくため息が抑えられない(苦笑)男は恋愛のアマチュアだ、というトリュフォーの言葉に頷くしかない。『赤い影』『エターナルサンシャイン』『日の名残り』あたりは観直したいが、メンタルダメージは避けられなさそうなのでちょっとづつ。『アルフィー』(古いバージョン)と『ジェラシー』は観るのに勇気が要りそう。まぁ観てもアマチュアからは脱せられそうもないんだが。
2023/08/20
めしいらず
女は愛に命を賭ける。だから愛するのはいつも女。男には命を賭ける度胸などない。男は愛の意味を思考せずにはいられない。それは理屈や言葉に置き換えなければ愛を捉えた気になれないからだ。女にとって愛は生きることそのもの。噛み合おう筈がないのだ。愛について男はみんなアマチュアは言い得て妙である。トリュフォー「隣の女」の解説が見事。著者曰く「ダメな男の品評会みたいな本」。前著「トラウマ映画館」と違い有名作品も多く含まれる。恋愛より性愛色が強い。観ていたのは9/22本。ああ、四半世紀の念願、ニコラス・ローグの2作を!
2019/07/18
林 一歩
紹介されていた作品の半分くらいはみてましたが、それらすべてが妙に心に引っかかっていたものばかりで苦笑。 町山氏のチョイス、ナイス。
2013/10/10
green tea
これ書いて映画のセレクトした人が現実の恋愛で 相当嫌な思いしたんだろうなっていう感想しか出てこない 結末までなぜか書いてあるし 何本か好きな映画があったからそのページを普通に楽しんで 実際見るのは憚られる怖そうなのは文章読んでびびってる 監督がどこか歪んで純粋なんだろうね 入門っていうかこれ一冊分見たら卒業でいいですよ… 関わったら人生終りそうなレベルのダメな人たちがいっぱい出てくる それを肯定してあげるのが現実じゃない世界の映画の秘密の力なのかな
2013/12/06
Ecriture
原作と映画版、史実と映画版を比較しながら、作中で出て来る細かなものも丁寧に解説していく。踏み込んだ分析というよりは、あらすじに沿って注釈をつけていく感じ。『アニー・ホール』、『アイズ・ワイド・シャット』、『日の名残り』、『エターナル・サンシャイン』の部分を特に楽しんで読んだ。
2015/02/04
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