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書楼弔堂 破暁

書楼弔堂 破暁

書楼弔堂 破暁

作家
京極夏彦
出版社
集英社
発売日
2013-11-26
ISBN
9784087715408
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書楼弔堂 破暁 / 感想・レビュー

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勇波

「どのような本をご所望ですか」はい、今回の決め台詞です。。巷説の百鬼夜行の真ん中の時代の物語になるのかな。「ないものをあるとしなければ、私共は立ち行きません」などの京極節が随所に散りばめられてます。続巻が出るのであれば気長に待ちたい。この本は電子書籍ではなく四六判で読むのがお勧めです★

2015/02/21

tama

図書館本 予約したがそれほど待たなかった 初登場の古書店 まだ明治の元勲達が存命の頃 「方便」いやー、いいリズムですねぇ!まるで江戸落語の巧いのを聴いてるみたい。作者の突っ込みもいいところに入るし。「未完」なんと!この方はお祖父様でしたか!ひょっとしたら彼は店も引き継いだのか?この先、これまでの作品にどうつながってゆくのかかなり楽しみ。

2014/01/21

文庫フリーク@灯れ松明の火

明治20年代の帝都。病の療養地になる程の田舎に街灯台の如き3階建ての外見。きっちり閉じられた板戸の軒に下がった簾(すだれ)に貼られた半紙には墨痕鮮やかな「弔」の文字。店内は昏く、一定の間隔で燈された蝋燭。袈裟を脱いだ僧侶のような無地無染の白い着物の店主は「相応しい読者と書物を引き合わせることが供養と心得まする。その人の一冊と、その本の一人を巡り合わせるために、私はこの店を営っております」と語る、ここは古書店・書楼弔堂。自らを省みるに段ボールに詰め、積み重ねた多量の書は正しく死蔵。私より予程その価値を識る→

2014/01/05

みっちゃん

時は明治、「本屋は墓場、売るのが供養」書舗の名は弔堂。自分の為だけの1冊と巡り会う為に訪れるお客が豪華絢爛。若き日の泉鏡花、べらんめえ口調のかの歴史の立役者、えっ!?幕末に刑死したはずでは?のあの人物等々。そしてこの店の主こそ、作者その人に思えました。古今東西の学識に長じ、その文化論、歴史観、人生観の講義を楽しみながら受けさせて頂きました。恐ろしくも悲しくて美しく、目が離せなくなる表紙画に纏わる【臨終】が一番印象に残っています。

2014/02/15

ハイランド

雰囲気はいい、というか作者は相変わらず時代の空気を描くのがうまい。話自体は、落とし話のような感じだわ。ああ京極堂シリーズの続きが読みたい。

2014/03/18

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