オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン
オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン / 感想・レビュー
takaC
'13年の8月に前作『フロム・ミー・トゥ・ユー』を読んで以来1年半ぶりの東亰バンドワゴン物語。年の瀬にやっと廻ってきた図書館本を貸し出し期限ぎりぎりに読了。今回のキーワードは LOVE。あ、今回に限ったことではないか。とにかくピースは V ではなく L サインでどうぞ。
2015/01/14
風眠
「All you need is love」愛こそすべての第9弾。子どもたちの成長に嬉しくなったり寂しくなったり、でも相変わらずの朝の食卓のやりとりに安心したり、ずーっと昔から知ってる近所のおばさんみたいな気持ちになって。今回は古本にまつわるミステリーはあまり無かったけれど、ふじしまんの家族の事とか、木島さんの娘さんの事とか、脇を固める登場人物の意外な側面を掘り下げた内容だった。それにしても研人・・・いきなり大人になっちゃって。男の子ってそういうものなの? そして我南人、まるくなったね。お年を召したせい?
2014/08/08
ユメ
当たり前のことなど何もない。見慣れた光景も誰かにとっての憧憬かもしれないし、羨ましい誰かの日常も、天からの恵みではなく努力で維持されているのかもしれない。当然のように側にあるものだって、本当はいつも新鮮な驚きに満ちているはず。そもそも、今日という日があること自体が特別なことだ。そんなことを考えさせられた。〈All you need is love,love,love is all you need.〉我南人が屋上でこの曲を歌ってからもう5年。堀田家にも幾多の変化が訪れたけれど、一番大切なものは変わらない。
2015/05/10
文庫フリーク@灯れ松明の火
登場人物1人増えるとLOVEは幾つ増えるのだろう。東京バンドワゴンメンバーが関われば、1+1が2で収まるはずも無く、LOVEはますます元気に増殖中。印象深かったのは勘一さんとふじしまん父・藤三氏との会話。確かに紙と墨と空間と間が一体となった書の匂いを、デジタル化して感じ取れるかは微妙。それでも書物にはデジタルデータとして残し、必要と有れば紙を使った書籍化ができる。最近イベント参加したO・ヘンリー、『火を熾す』のジャック・ロンドン、日本なら山本周五郎氏等々。100年という年月を経て、今も匂い立つ「感動」→
2014/09/18
Mumiu
また、堀田家とご近所さんに会える季節がやってきた。ほんのりクエスチョンと、あったかなビックリマーク。我南人の歌と"LOVEだねぇ"。いたづらな好奇心も、親子の葛藤も、少年の迷いもloveがやさしくときほぐす。ドラマ化されましたが、個人的にはワンシーン一枚画の紙芝居ぽいアニメーションなんかで見てみたいかも。あの朝食のシーンとかね。もちろん、かんなちゃんと鈴花ちゃんがいる風景を。
2014/05/27
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