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戌亥の追風

戌亥の追風

戌亥の追風

作家
山本一力
出版社
集英社
発売日
2014-06-05
ISBN
9784087715620
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戌亥の追風 / 感想・レビュー

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紫 綺

黒船来航に端を発する江戸不穏の中、巻き起こるいくつもの小事が大事へと動く。薪炭屋や船番所などの細かな描写が興味深い。勧善懲悪ストーリーでハッキリスッキリ!!

2016/01/16

それいゆ

この物語の主人公は誰なのでしょうか?おきょうと手代の仙之助の恋が成就する話かと思いきや、悪を許さない江戸の男たちが主人公の話でした。おきょうを取り巻く人物が次々と登場して活躍するので、話が散漫になってしまって、感動も中くらいです。最初に登場したおせいがどうなったのか?中途半端で消化不良です。「泰平の眠りをさます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず」という落首が、この物語の根底に流れる大テーマですが、風呂敷を広げすぎて影が薄くなってしまったのかなという感じがします。

2014/07/06

じゅん兄

この作者の良さは義理と人情と心意気。地位も権力もない市井の人々が、知恵と度胸で困難に立ち向かって行く姿が爽快で勇気をもらえる。その点この作品はちょっと不満。権力に頼りすぎでしょう。主人公と思われた「おきょう」も途中で消えて最後だけ。活躍しそうな性格に作りこんでいるのだからもっと彼女を中心に描いてほしかった。

2015/02/15

baba

浦賀に黒船が現れ、木更津から出た娘が船番所に留め置かれてからの数日の顛末がお茶やうどん、襖の開閉の作法などの蘊蓄を長々語って中々進まない。もう少し追風のようにスッキリさせてほしい。

2017/07/03

jima

長編の割に悪人たちの背景やら、諸々が不確かでチョット・・・という感じ。

2015/08/10

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