KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

おれたちの故郷

おれたちの故郷

おれたちの故郷

作家
佐川光晴
出版社
集英社
発売日
2014-06-26
ISBN
9784087715637
amazonで購入する

おれたちの故郷 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おしゃべりメガネ

シリーズ4作目にして第一部完結編です。う~ん、素晴らしい作品であるコトは間違いないのですが、読むたびに自ずと期待値が勝手に高くなり、読み進めるのですが、今作は少しトーンダウンしてしまったかなと。お世話になった児童養護施設を存続の危機から救うお話だったのですが、せっかくテーマはいい選定なのに、どうしてかなんとなく周りのキャラの感情や行動がついてきていないというか、ハマっていないように感じました。「恵子」おばさんもやはりトシのせいか、最初の頃の‘破天荒’な感じが回を追うごとになりを潜めているような気が・・・。

2015/08/27

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★×5。陽介初めてのピンチ!!(笑)名門私立中学生だった陽介が、父の横領事件により、一家は離散。母とは犬猿の仲の母の姉が、中学生を対象に営むグループホーム「魴鮄舎」にあずけられる所から、このシリーズは始まるわけで…それでも陽介は、柔軟にしなやかな強さを発揮して事にあたり、周囲に助けられながら成長していきます。もう十分すぎるピンチなんですが(笑)陽介はいつも強かった!!それが…始めて不安に捕まりそうになります。それは…卓也のため、魴ぼう舎のため。今のトコ本年ベスト1(笑)シリーズ続編無かったら作者を許さん

2015/08/02

itoko♪

おれのおばさんシリーズ第4弾&第一部完結編。ホウボウ舎の存続の危機が訪れる!陽介、卓也の葛藤や立ち向かい方がそれぞれ『らしい』。二人が共に『恵子おばさんこそがおれたちの故郷だ。』という場面では、今までの彼らを見てきた一読者の私も、胸に込み上げてくるものがあった。今まで関わってきた周りの方々の気持ちもあったかくて、とても良い読後感。第二部で、一回りも二回りも大きく成長した彼らに、また会えることを願います!

2015/08/18

モルク

「おれのおばさん」シリーズ第4作目にして最終章、今回は存続の危機となった魴ぼう舎を守ろうとする陽介や卓也を描く。そしておばさんのちょっぴり弱い面も見えた。卓也や陽介の行動力には感嘆する。彼らの故郷は3、4年過ごしたあのおばさんのいる施設なんだなあ、と感じた。読んでいてとても楽しくほっとする作品。もうこれで会えないと思うと、ううっ(;o;)あれっ、第1部?ということはいずれ続編が出るということね。大学進学の陽介やオリンピックを目指す卓也のその後が早く知りたい!

2017/09/23

ぶんこ

シリーズ4巻目。 魴鮄舎存続の危機が勃発して、陽介や卓也、魴鮄舎を巣立っていった子供達にとっての故郷がなくなる危機でもあるのだと気付きました。 恵子おばさんの悩みも判るのですが、子供達への配慮が足りなかった気もしました。 卓也が「恵子おばさんこそが、おれたちの故郷」と言った気持ちがグサッときて、恵子さんガンバッ!と叱咤激励したくなりました。 魴鮄舎が存続しても、恵子おばさんが居なくては故郷にはならない。 これは凄いことですね。

2016/01/25

感想・レビューをもっと見る