にじいろガーデン
にじいろガーデン / 感想・レビュー
starbro
高島家というと芸能一家の高島家を思い出します。著者は既成概念の対局としてジェンダーフリーで血の繋がりの薄いタカシマ家を設定したのかな?マチュピチュ(ペルー)、十日町の棚田(マチュピチュ村)、ハワイと個人的にいずれも足を運んだことがあるので、自然の情景もリアルに浮かび作品の舞台としても最高です。宝ちゃんの成長物語も考えられるので、続編もあるかな?
2014/11/25
ウッディ
子供を連れての離婚に踏み切れずにいた35歳の泉は、電車のホームで思いつめた表情をしていた女子高生、千代子と出会う。レズビアンであることを告白した千代子とともに星のきれいな村に移り住んだ泉は、息子の草介と宝という娘を授かり、虹色の旗がはためく一軒家で暮らし始める。LGBTへの偏見、カミングアウトへの躊躇を経て、誰もが安らげるゲストハウスを営み始めるが・・。泉、千代子、草介、宝の視点で順に語られる物語は、楽しいこと、辛いことを含めて、すべてをフワッと包み込んでくれる感じがして、特に草介の優しさが印象的だった。
2020/09/16
ナイスネイチャ
図書館本。同性愛者の話でしたが、それぞれ子供がいて、家族として生活していく話。ただ幸せに暮らして行くというシンプルな話。結末としてどうなんだろう?草介の事を思うとただ親の方に思いやりが足りないだけだったような・・。スカッとはしない感じでした。
2015/08/12
hiro
糸さんの最新長編小説ということで読んだ。息子草介がいるが夫と別居している泉と、女子高生の千代子が出会う。そして、二人は恋に落ち、駆け落ちをして、棚田のあるマチュピチュ村にたどり着く。ここで既に妊娠していた千代子が宝を産み、タカシマ家四人家族の始まる。四章構成の各章ごとに語り手が変わり、性的マイノリティの二人を中心とした“タカシマ家"家族の16年間を描いている。読み初めて、これが糸さんの作風なのか『食堂かたつむり』と同じ暖かさを感じながら読んだ。さて次は積読本になっている『つるかめ助産院』を読もうと思う。
2014/11/08
うっちー
家族の形はいろいろです
2015/01/24
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