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オネスティ

オネスティ

オネスティ

作家
石田衣良
出版社
集英社
発売日
2015-01-05
ISBN
9784087715934
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オネスティ / 感想・レビュー

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starbro

純愛を貫くには、結婚したり、四六時中一緒にいない方が良いというのは、結婚をして、この年になってみると十分理解できます。石田衣良の年齢に近い(年下ですが)ので、この感覚は理解しやすいのかな?少し切ない恋愛ファンタジーとして読みました。

2015/01/26

Yunemo

うーん、男の感性、女の感性、よく判りません。ただ幼少期のトラウマが形作ってしまうものなのかな。究極の愛というけど、そうですか。単に自己満足に過ぎない気もして、あまりに残酷すぎ。お互いの気持ちって、もう一枚はがしたその裏にあったんじゃないの。結局は互いの存在価値をいつも確かめ合わなくてはならない、そんな苦しさから逃れる術が本作品の中心テーマ、そう読み取ってしまいました。誠実さが世界の基準とずれた時、言い換えれば、一般的倫理観からずれた時、自らは深まり、周りには残酷さが植えつけられる。なかなか味わえない感覚。

2015/02/08

優希

この空気感が好きです。恋愛とは違う次元にある関係性。カイとミノリはお互いに深い絆で結ばれているのに、決して男女の関係にならない不思議さが、心の揺らぎと共に伝わってきました。恋愛小説とは違い、青春小説とも受け取れる作品だと思います。

2018/04/01

mmts(マミタス)

腐れ縁でもソウルメイトでもないし、まさしく2人っきりの世界観でした。今までの石田衣良さんの世界観を融合させたものでした。ただし、今回はミキに同情しました。カイとミノリがどうするかは本人次第ですが、さすがにミキが不憫になりました。そりゃあ、ミノリの存在で穏やかには暮らせないですし。うーん、腐れ縁が世の中には存在するし、どうなんでしょうね。ミノリの立場もまあまあ分かるけど、やっぱりミキの立場ならば嫉妬して発狂するかもしれません。性がテーマなのに、いやらしさは感じないところは不思議でした。

2016/01/18

ミーコ

究極の愛" と言うのに惹かれて読んだのですが、最初から違和感が・・・ 誰にも共感出来ないし理解も出来ない。ミキがタダタダ可哀想でした。カイもミノリも、自分勝手としか思えない。読後感もイヤ~な感じが残りました。 どっちかと言えば新堂さんの様な作品でした。

2015/02/15

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