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蛮政の秋

蛮政の秋

蛮政の秋

作家
堂場瞬一
出版社
集英社
発売日
2015-12-15
ISBN
9784087716382
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蛮政の秋 / 感想・レビュー

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ミカママ

【堂場さん祭り】おおお、重いなぁ。文字通り一気読み。一応、政治学科出身ではあるんだけど、後年、英語屋に流れてしまった私には、読み易い内容ではなかったのですが。堂場さん、新聞社を退職されたからこそ書けた内容ですね。フィクションとはいえ、ここまで書いちゃう?みたいな。政治とマスコミ(新聞社)の魑魅魍魎が、ゾクゾクするほど立ち昇ってきます。下半身で政治生命にカゲが差してしまった西元代議士のお話は、最近の実話を思い出したりして。これはもう、『冬』と『春』を楽しみにせざるを得ないでしょう( ̄^ ̄)ゞ

2016/05/16

いつでも母さん

堂場さん、本当に書きたかったのはこれなのではと思いを馳せながら頑張って読了。政治と新聞(マスコミ)この現実感たっぷりのストーリーは読み手を選ぶかも・・途中まではとてもモヤモヤして遅々として進まなかったのだが、誰が誰を陥れようとしているのか?新聞社の中で生き抜くことと、真実を追求することの狭間で揺れる南の心理描写が面白かった。いみじくも「社長は変節する人だ」の言葉は各政党にも言えている。それで踊らされる国民は何を信じたら良いのだろうか。多様化する社会の中で飲み込まれる南は魑魅魍魎世界で生きるのか!続編期待。

2016/01/09

ゆみねこ

甲府支局時代に、誤報という大失態を犯した日本新報社の記者・南。彼のもとに送られてきた1通の告発メール。特ダネを狙いたい気持ちと、失敗をおそれる気持ちに揺れる南。与野党を巻き込み、陰謀・策略にまみれたもの。情報社会の闇を見据えた1冊。南、これからどうなっていく?

2016/03/25

それいゆ

一旦政権を奪取したが、大震災の対応の不手際など素人のような政治しかできず、すぐさま政権を民自党に明け渡した政友党。その政友党が民自党によって崩壊させられようとしている状況にある。これはノンフィクションかと錯覚するかのような分かりやすい場面設定です。話は面白いのですが、盛り上がりに欠け、こんなのでもう終わってしまうの?という感じがします。期待はずれの凡作でした。

2016/01/19

aqua_33

マスコミや政治家に送られた某メール。内容は「JPソフトが政界に現金をばらまいている」というもの。ご丁寧に献金リスト付き。これは事実なのか?「警察回りの夏」に引き続き、新報の南が奔走するが、前回誤報記事を出しただけにかなり及び腰。うーん、前回南をはめた三池が今回もほぼ無傷というところに読後感は消化不良のモヤモヤ…。新報の小寺社長も腹黒ご都合主義でムカつくわ。次作の「社長室の冬」で南が三池と小寺に一矢報いるのを望む!《2017年107冊目》

2017/05/22

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