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ラメルノエリキサ

ラメルノエリキサ

ラメルノエリキサ

作家
渡辺優
出版社
集英社
発売日
2016-02-05
ISBN
9784087716511
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ラメルノエリキサ / 感想・レビュー

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starbro

第28回小説すばる新人賞受賞作。 渡辺優、初読です。新人の割に文章も巧みで一気読みしました。青春マザコンミステリーという感じです。タイトルも表紙もGoodでした!懐かしい「エコエコアザラク」黒井ミサを想い出しました。主人公の女の子が将来、ドS刑事になるのかも知れません。次回作にも期待です。

2016/02/21

周到&執拗

目には目を、が行動原理のバランスシート少女が通り魔に刺されてブチ切れ。正義感ではなく、ただやられた分をやり返すために犯人を追う。彼女は無事犯人をブッ殺し、「すっきり」できるだろうか? ――もっと荒唐無稽な話かと思っていたが、結構許容範囲な内容だった(家族関係以外は余り突っ込んで描かれていないせいもあるだろう)。少ない登場人物の中、意外な犯人も用意されている。ヒロインりなが暴走しそうになるたび絶妙なタイミングで冷や水を浴びせてくるお姉ちゃんは、まるでりなの良心が生んだ架空キャラであるかのようだ。/追記あり↓

2016/04/03

takaC

入り込むまでちょっと苦労したけれど、いったん乗ってしまえば後はサクッと一気読みだった。そんなに捻りがないからこのくらいの長さがちょうど良いのかな?

2016/03/14

のっぱらー

「目には目を、歯には歯を」を座右の銘と言いかねない、復讐命(?)の女子高生、小峰りな。彼女が通り魔に襲われたことにより始まる復讐劇。犯人の言葉「ラメルノエリキサのためなんです・・・」を手がかりに犯人を追い詰めていくが。。。 とにかく自分の復讐のために手段を選ばないりなのぶっ飛びっぷりはもちろんだったが、ある意味それを越える、りなの姉のキャラ、そしてラストの「あー、すっきりした」にこっちもすっきりした、のかな?? 疾走感ある展開に一気読み必至のぶっ飛び系作品でした。

2016/03/12

ちはや@灯れ松明の火

「お前絶対ぶっ殺すからな!」ハンムラビ法典曰く、目には目を、歯には歯を。複数形の複利計算でお返しするのは当たり前。「だって、私は復讐がしたいんだもん」夜道で背中を刺された女子高生、ラメルノエリキサ、犯人が残した謎のことばは復讐心に油を注ぐ呪文。「もしいたら私は返り血塗れよ」現場確認に容疑者追及、第二第三の事件発生、警察への捜査協力より復讐第一。「姉は私を復讐の申し子と呼ぶわ」スタンガン持参で直接対決、因果応報自業自得、喧嘩は相手を選んで売ること、これ鉄則。「うん、すっきりした」これもひとつの愛のかたち。

2016/08/08

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