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緑衣のメトセラ

緑衣のメトセラ

緑衣のメトセラ

作家
福田和代
出版社
集英社
発売日
2016-04-05
ISBN
9784087716580
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緑衣のメトセラ / 感想・レビュー

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いつでも母さん

福田さんの新作だ!と飛びつく。がちょっと肩すかし。私が理系で無い所為か?遺伝子やら生物のお勉強をさせられた気分。そこに多少の介護の必要な母を抱えたライター・アキと医療が絡む。高級老人ホーム併設の病院で行われていた研究っていうのが、有りそうだけれどいやいや流石に無いでしょう、これは。理想と研究の為なら許されるのか?それにしても最後が気になるわぁ。桂は何者だったの?え?誰か教えて~(笑)でも、ヤヨイと二人どこかで生き抜いて欲しいな。

2016/04/25

nyanco

自衛隊など硬派な社会派ミステリーが多い福田さんですが、本作はサイエンスミステリー。東京湾での河童騒動から始まり、怪しげなフリーライターの仕事をしているアキの物語に続いていく冒頭、キャッチーとてもスムーズな展開で良かったです。高級老人ホームを併設する病院にまつわる「ガンの発生率が高い」という噂を元にスクープを狙うアキ。彼女の手助けとなりたいとアルバイトを始めた幼馴染・千足、ちたりんのキャラがとても良く、無職だった彼がやっと仕事を始めた途端…というアキを突き動かす展開も良い。続→

2016/05/05

ゆみねこ

介護を必要とする母親と暮らすフリーライターのアキは、近所の高級老人ホームと隣接する病院を調べ始める。幼なじみの急死、知り合いの相次ぐ死亡。人格者で高邁な理念を持つ 病院長・不破と、若き医師・桂。この病院に隠されていたものの正体!面白くて一気読みでした。お勧めです。

2016/05/04

ゆみきーにゃ

《図書館》面白かったけど最後の桂先生のくだりいらないかな~。難しいお話だったけど、最後までぐいぐい読めた。本当最後が残念。

2016/08/31

ナミのママ

感想を読むと評価が分かれているようですが、私はこの不思議感に引き込まれました。サイエンス部分の、どこからが創作なのかわからないあやふやさ。登場人物の誰に視点を持って読むか。最後の完結しないもやもや感。このあたり、好き嫌いのわかれるところだと思います。主人公のやけに現実的な部分(介護と貧困)が、ファンタジーのような「メトセラ」に対比されて面白かったです。病を治す、寿命を延ばす医療の領域が、どこかで神の領域と重なっていく、今でももうどこかで行われいるのでしょうか。少し怖いです・・・。

2016/04/26

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