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みちづれの猫

みちづれの猫

みちづれの猫

作家
唯川恵
出版社
集英社
発売日
2019-11-05
ISBN
9784087716856
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みちづれの猫 / 感想・レビュー

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starbro

『手のひらの砂漠』に続いて、唯川 恵、2作目です。猫のいる風景の連作短編集、心を温かくする物語集です。オススメは『運河沿いの使わしめ』&『祭りの夜に』だにゃあ(=^・・^=) 猫祭りに行ってみたいミャア🐈

2019/11/18

旅するランナー

十猫十色な猫と出会える、ニャニャ(7)短編。猫を通して、心癒され、涙溢れ、愛思い出す。人生の道連れに猫を飼いたくなる一方で、猫との別れを思うと躊躇してしまう。でも、確かに、猫好きは、すべての猫を好きになるのだ。神様の使わしめ、猫に招かれる、ニャンダフルな一冊です。

2020/03/12

ウッディ

「ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた」帯の言葉どおり、猫をテーマにした7編の短編集(ぬいぐるみの猫も含んでいたけど)。猫がいた思い出は、幸せだった頃の記憶をより鮮やかにし、辛い時には心の支えになっていたことを思い出させる。恋愛の話も多く、唯川さんらしく丁寧に描かれた一冊でした。引き籠りになりそうな弟が、猫のために部屋のドアを少し開けているから大丈夫と思う家族の愛情はジーンとしました。自分の学生時代に下宿で飼っていた猫のことを思い出しながらのしみじみとした読書時間でした。

2020/05/23

ぶち

女性とその女性の人生の道連れとなってくれた猫との短編集。登場するのは、飼い猫、野良猫、あるいはぬいぐるみの猫と様々ですが、女性に寄り添ってくれる猫の存在に胸がジーンとします。それは、登場する女性たちが年齢を重ねていくことで人生の切なさを感じていく姿が、自分の気持ちと重なってしまい、奥深くまで沁みてくるから。 泣いてしまいそうになるのをずっと耐えていましたが、最後の短編で涙腺が崩壊してしまいました。猫のお腹に顔を埋めて、匂いを嗅ぎたくなりました。

2020/03/14

とろとろ

最初のミャアの話が自分の家に居た猫の最後とあまりにも良く似ていたので、いきなり涙腺崩壊してしまう。この先どんな話が出て来るのかと(涙腺が)心配だったが、その後は猫の話というより猫に癒される人間の話に主眼が移っていったようで、そうなると自分も興味が薄れていった。猫に心情を救われるというような話はどこにでもあるような話になってしまうのか。猫が主人公となる最初の話の感動から比べると最後は人間の感情が主となってしまうから、淡々とした気分で読むことになる。いっその事「吾輩は猫」的な話も読みたかったな。

2020/01/15

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