続 家族のあしあと
続 家族のあしあと / 感想・レビュー
フーミン
淡々と回想するシーナ少年の物語。 一つ一つの場面が柔らかな空気に変わり懐かしい子供のあの頃の私に戻ってしまう私でした。 シーナさんのこういう私小説って最高ですね。 仲間がいて海がありシーナ少年をいつも包んでいるような場所。 歌っているような余韻にいつまでも浸っていたい…
2022/07/08
ぽてち
シーナ少年のその後を描いた第2弾。本書では中学生になった彼と、周囲の人々やその暮らしが語られる。椎名さんの著作を追っていけば、どのような人生をたどってきたかだいたいのところはわかるのだが、少年時代のことをまとめて書かれたものは初めて読むので新鮮だった。もっと暴力的な姿を想像していたので、意外とおとなしめでビックリ。本を読むきっかけになった出来事などもあればうれしかった。愛犬ジョンの顚末には目を白黒させてしまった。
2020/10/24
凸凹パレード
久々の椎名誠。かつての昭和軽薄体(?!)が時折顔をのぞかせるが、現在の年齢を感じさせる淡々とした筆致。 知らない時代の知らない海辺の町が郷愁をかきたてる。
2021/01/14
りょうけん
<始> シーナ兄いの単行本はやはりこのサイズが一番いい。普通の単行本より一回り小さい大きさ。想えば20年ほど前に「新宿赤マントシリーズ」同じサイズの単行本に出会ってから僕の今の読書人生は始まったのだった。加えて大きな影響を与えられたのがサーノ画伯の絵であった。先に読んだ『あ,ご飯炊くのわすれた』の絵も悪くはないがやはりシーナ兄い本の挿絵はこのスチールギタリストサーノ画伯のヘタウマ絵でしょう。w
2020/10/18
まるちゃん
いい本だ。自分の子供時代と比べながら、自分のこれまでの人生を思い起こさせられる、そんな本。
2021/11/23
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