北方謙三 単行本 岳飛伝 全17巻セット
北方謙三 単行本 岳飛伝 全17巻セット / 感想・レビュー
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ふぅ、水滸伝→楊令伝→岳飛伝と北方大水滸伝を一月半くらいかけて掛けて再読。岳飛の志が梁山泊と重なるまでの長い道のりが本当に楽しい。北方謙三は三国志では、ずっと天皇観や帝の権威に対しての考えを作品に重ねていたけど、水滸伝ではずっと国家観について、あるいは物流・情報で繋がりグローバル化した、近年の世界観を念頭に置いた作品作りだったと感じられる。最後に呉用が同志にそして宣凱に託した「梁山泊をどうしていくかは、一人一人が考えるべきこと」という信念は、ある意味民主主義的な考えなのかな?
2017/09/24
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