アルハンブラ: 光の迷宮風の回廊
アルハンブラ: 光の迷宮風の回廊 / 感想・レビュー
みるこおら
筆者を時代小説でしか知らなかったので同姓同名の別人と思っていた。アルハンブラを造ったイスラム教徒、彼らと戦い、制圧したキリスト教徒へと思いを巡らす旅行記。砂漠の民が地上の楽園を夢見て城を造り始めたとき、彼らの衰退への道がはじまった。アルハンブラ宮殿の噴水、水流は砂の海に生活する民にとって生の象徴である。世界遺産としての建造物だけでなく、歴史や人物にも目を向けてみるとおもしろい。
2014/12/20
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