人生、ごめんなさい
人生、ごめんなさい / 感想・レビュー
tama
図書館本 半村さんファン 古い本(1984)を見つけ、借りたら「人生相談お応え」本だった。30数年前の「若人」の悩みってこうだったんかねえと感慨。当時私は家庭持ちのくせに会社を結構変わってた時代。悩んじゃいられない、だった。「男が何をもって一人前になったか、は葬式の段取りが出来るかどうか」あ、なるほどね。自分から質問しなきゃならない、自分から指示出さなきゃならない。私は町内の班長だった時に、たまたま3回葬式を段取りする機会があり覚えた。(今の年齢で一人前じゃないってのはいくらなんでも恥ずかしい)
2017/05/09
てら
半村良は本物の「江戸っ子」であり、本物の「小説家」だった。SF作家としても小松左京や筒井康隆に肉薄するレベルにあった。その「本物」が答える人生相談。名著です。kindleで500円しませんからみんなぽちって読みましょう!
2015/04/12
ryo511
80年代の初頭というのは、まだ暗さの残っていた時代なのだなあ、と思った。カネ持ちか否かがネクラかどうかを決める、というのはその通りで、日本は80年代後半、バブルと同時にネクラの排斥に向かっていく。B
2009/10/04
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