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朱夏 下

朱夏 下

朱夏 下

作家
宮尾登美子
出版社
集英社
発売日
1985-06-01
ISBN
9784087725292
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朱夏 下 / 感想・レビュー

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James Hayashi

個人的見解だが、満州モノとしては藤原ていの「流れる星は生きている」や遠藤誉の「チャーズ」の方が胸打つものがあったと思う(その他、なかにし礼の赤い月)。朱夏も自伝的小説で著者の苦労が伝わってくるが、ソ連兵から追われる場面より、戦時中の食糧不足や仲間たちの間での葛藤などが中心に描かれていたからかもしれない。戦争に振り回された一人の女性を考えさせられた。

2017/08/15

ちゃま坊

戦争が終わっても帰国するのに1年かかった。収容所で栄養失調ギリギリの生活を送るが、ここでは日本人どうしの確執が描かれる。満州引上げは戦後も続いた苦難のドラマだった。

2018/02/12

さき

これだけ過酷な体験を支え合って乗り越えて、それでもこの人達はのちのち離婚する…やっぱり夫婦仲って難しいねぇとしみじみ。春燈でも感じたが、己を客観視する姿勢が徹底されているのがすごいと思う。

2019/08/09

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