不忠臣蔵
不忠臣蔵 / 感想・レビュー
狐狸窟彦兵衛
奥付を見ると1986年3月30日第7刷発行とありますので、そのころに買った本です。これまでに何度か読み直しました。帯に「華々しき討ち入りに行けなかった人、行かなかった人にも、意外な心情とドラマが」とあります。そんな人たち19人の「討ち入り後」の姿が、主に一人称形式の文体で書かれていて、どうなるのかな、どうなるのかな、とハラハラしながら読みお通せます。みんなが「素晴らしい」「よくやった」と拍手喝采する事も、視線をずらせば「だれも幸せになってない」「人を試すようなことをして」と醒めてしまう事実も見えてきます。
2014/07/11
kthk arm
49。そもそも忠臣蔵自体をよく知らないこともあり、読み始めからかなり手こずってしまい、思いのほか時間かかったけど、読むほどに人生の可笑しみが募ってくる作品。
2019/04/05
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