人体模型の夜
人体模型の夜 / 感想・レビュー
Zann
★★★★☆若い頃(何年前なんだよ(;・∀・))にエッセイを貪る様に読んだ中島らも。読友さんのレビューで小説はあまり読んでない事にあらためて気づいた。そして小説も読んでみる。あーー、オカルトや超常現象に可も不可もないこの立ち位置に、やっぱりシンパシーを感じてしまう。あるかも知れない、あってもおかしくない、でもあるわけないよねってな立ち位置。そんな考え方が話にギュギュッと詰まっているような短編集。だからこそのリアルさ。小説もやっぱり面白いらもさんだった。
2017/11/26
こよみ
人体に関する不思議な話最後のは天使じゃなくて悪魔をみたのかな
2015/07/18
めがねまる
人体のパーツにちなんだタイトルの12篇で構成されたホラー短編集。結構えげつないゴア描写もあり、後味の悪い短編もあるが、書き下ろしのプロローグとエピローグによって一冊読み通すと奇妙な世界を覗いたような幻想的な印象がある。一つ一つはバラバラな短編を組み合わせて一冊の本に仕上げ、この本自体がプロローグとエピローグで登場する人体模型のようで、すごいもの読んじゃったぞ、という感じ。このプロローグとエピローグを書き下ろしたの天才すぎる。これがないと普通の面白い短編集で、これによって全体の印象がガラッと変わる。すごい。
2021/06/08
あび
ホラー短編集。中島らもの小説はホント造りがとにかく上手い。頭がめちゃくちゃいいんだろうな。
2017/07/12
味読太郎
かわいい身体のカバーに引き寄せられ、開いてみるとそれぞれのパーツにお話がくっついていた。戦慄の器官を繋いでいきながら、取り憑かれた様に読み終え閉じる。相変わらずかわいい身体。古本屋から我が家に人体模型がやってきました。
2015/11/10
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